ガーフィールドのイラストは見たことがあるけど、映画やアニメは観たことがなく、今回が初めて。
ガーフィールドの顔が何ともいえない。ふてぶてしい感じの顔に見えるんだけど、憎めない顔。
予告を観て、観たくなりました。
《イントロダクション》公式サイトから
2023年に誕生45周年を迎えたガーフィールドは世界でもっとも発行されたコミック・ストリップ(新聞連載の漫画)作品として有名で、1日にちあたりの読者数はなんと2億人以上!これまでも実写映画化やアニメシリーズ化かされており、SNSフォロワー数の累計はハリウッドスターも顔負けの1800万人超え!世界111か国 以上でライセンス展開実績があり、大人気歌手のジャスティン・ビーバーをはじめ数々のセレブリティたちがガーフィールドグッズを愛用。この圧倒的な知名度で全世界での認知度は驚異の92%と、まさに地球レベルの国民的キャラクター!
2024年の夏休み、そんな人気キャラクターが新たに映画となって日本にやってくる!
《あらすじ》公式サイトから
かい主のジョンに愛されて、“幸せ太り”な毎日を送ってきた家ねこのガーフィールド。親友の犬いぬオーディと一緒に冷蔵庫 の中身を空っぽにするまで大食いして、ほしいものは全部ジョンのお金でネットショッピング。食べることが大好きで、月曜日とお風呂は大嫌い!そんな平和な毎日だったのに…ある日、突然、生き別れた父さんねこのヴィックが現れた!「悪いねこに追わているんだ。助けてくれ!」そんなヴィックを救うため、ついにガーフィールドはしぶしぶながら家から飛び出すことに─!初めての外の世界でガーフィールドが出会うのは、ヘンテコな仲間たちにずるがしこいボスねこのジンス!?さらには、親子の絆が試めされる“ミルク泥棒 大作戦”にまで巻込まれちゃうなんて聞いてないってば~!!まぁ、ニャンとかなるっしょ。
《感想》
8月16日から公開されたばかりなんだけど、観に行ったら貸切になるのかと思うぐらいガラガラだった。日本では人気ないのかな⁈
幼い頃、お父さん(ヴィック)に捨てられたと思っていたガーフィールド。
ガーフィールドの幼い頃は、お目パッチリで愛くるしい。お父さんに待っててねと言われてから、なかなか戻ってきてくれないので、捨てられたと思ってしまったのだ。
ちょうど、待っててねと言われた場所から通りを挟んだ先にイタリアンレストランがあった。
美味しそうなピザに、道路を渡って窓の外からジッと眺めるガーフィールド。
ちょうど窓際に座っていたのが、飼い主となってくれたジョンだった。
まだ小さいガーフィールドなのに、一枚をペロリと平らげてしまう。美味しさに、他のテーブルまで行って食べてしまうのだ。
そんなガーフィールドをみて、ファミリーサイズのラザニアを持ち帰りで頼むジョン。
お持ち帰りの箱の中からガーフィールドが顔を出し、可愛さがたまらないが、その当時、アパート暮らしでペットを飼うことが出来ないので、ラザニアの箱と一緒に置いて帰ろうとする。
しかし、愛おしく置いて帰ることができず、ガーフィールドと住める家に引っ越しし、ガーフィールドのために犬まで飼ってくれるのだ。
ガーフィールドは、いつも好きな食べ物が食べられ、デリバリー をお願いするのも、お気に入りの椅子に座って、ネッコフリックスで推しニャンを観る。冷蔵庫には、大好きなもので埋め尽くされている。
捨てられたと思って、イタリアレストランに行ったことがよかったのでは?なんて思ってしまう。
もし、じっと待っていれば、ガーフィールドのお父さんはご飯を持って帰ってきてくれたが、大好物のラザニアには出会えない生活になっていたかもしれない。まして、ネッコフリックスに出会えてないし、観れないだろう。好きなだけ好きなご飯を注文もできないだろう。
ガーフィールドが外猫として生きていかれただろうか?なんて考えてしまう。
ジョンとの生活で、月曜日とお風呂が嫌いになってしまったけどね。
お父さんのヴィックのことを恨んでいるボス猫ジンクスによって、ガーフィールドは幸せ太りの平和な生活が一転してしまう。
ガーフィールドとオーディは誘拐されてしまうのだ。そして、ガーフィールドとオーディは縄で吊し上げられてしまうのだ。
そこに助けに来てくれたのが、生き別れとなってしまったガーフィールドのお父さんヴィックだった。ガーフィールドは待っててねと言われたあの日以来のお父さんとの再会となる。
ガーフィールドは捨てられたと思っていたので、「悪い猫に追われているんだ。助けてくれ!」とお父さんに言われても、お父さんを恨んでいたので、しぶしぶお手伝いをすることに。
何事も挑戦、やっていくうちに慣れてくる、常に学ぶことが大事と思うヴィックは、ガーフィールドに色々なことを挑戦させていく。
お父さんを恨んでいるので、怒りをぶつけるガーフィールドど誤解を解きたいお父さん。
少しずつ、捨てられたわけではないことがわかってくる。
ヴィックからミルクを盗もうなんて誘わられなければ、ジンクスは保健所に送られることはなかったと思っており、ヴィックを恨み続けていたジンクス。あの日盗めなかった代償と保健所暮らしの月日の代償として、また、同じところでミルクを盗んでこいとジンクスからヴィックは命令されるのだ。
ガーフィールドとオーディは、ミルク泥棒大作戦に巻き込まれてしまうのだ。
ファームに侵入するために、ダクトから侵入するのだが、ヴィックの方が大きく描かれているのにすんなり侵入することができ、ガーフィールドは食べ過ぎでお腹が出っ張って侵入するのにつっかえてしまうとは(笑)
ハラハラドキドキ場面が続いてくる。
ヴィックの裏切り⁈で、保健所に行くことになってしまうガーフィールドとオーディ。
ヴィッグにやっぱり裏切られたと恨むガーフィールド。
保健所で、出会った猫や犬たちからヴィックはそういう奴だと聞かされる。やっぱりそうかとみんなの話を聞いていると、ヴィックはジョンの家の近くで、自分を見に来てくれている話を聞かされるのだ。まさかと。
保健所に迎えにきてくれるジョン。
わざと保健所に送りにして、助けてくれたのかと感じるのだ。
恨んでいる時は、最悪なことばかり考えて、恨みが募るようなことしか頭に思い浮かばなくなってしまうけど、本当はどうだったかはわからないけど、見方を変えると、お父さんは悪いやつじゃないと考えることができる。
真実はわからなくても、自分が良い方に解釈する方がいいよねと教えてくれる。
ミルクを盗んで、渡しても恨むジンクス。
保健所にいた日は取り戻すことなんてできないんだからと、ヴィックを苦しませる計画を立てるのだ。
過去は変えられない。
誘われたのは事実だけど、保健所に行く羽目になったのは、ジンクス自身の欲からだと思うんだけど。
他責して、ずっと恨む世界の怖さが描かれている。
ガーフィールドは、ヴィックを助けにいく。
生活で欠かせない、大事なものを使って。
ガーフィールドとヴィックは、この戦いの間で絆が生まれる。
ジンクスは今突き落とせば、これで終わるという時に、ガーフィールドとヴィックには無敵な愛が生まれていたのだ。何も怖いことがない状態になっているため、手下たちは、突き落としても意味がない。恐怖に怯えていないんだから、勝てないと感じるのだ。
ガーフィールドとヴィックに痛みを与えても、この愛に勝てるわけがない。
ジンクスは、ガーフィールドとヴィック、手下を突き落とすのだが、4匹に絆が生まれるのだ。
ジンクスは、恨んだやつを突き落としても幸せな生活はやってこない。自分のやったことが返ってくるだけだった。
ガーフィールドとオーディはジョンの家に帰る。
するとご馳走を用意してくれているジョン。
ガーフィールドは食べたいのを我慢して、ヴィックの愛を確かめに行くのだ。
ガーフィールドは、ジョンやオーディだけでなく、ヴィックに愛されていたのだ。
ヴィックも幸せを手に入れることとなる。
ジョンは、請求書の支払い大丈夫だろうか?と心配してしまうが、可愛い猫たちに癒される映画であった。
みんな愛されるために生まれてきたのだ。