ナマケモノ🦥好きとして、興味を持ちました。映画観たらナマケモノ嫌いになっちゃうかしら⁈
《あらすじ》公式サイトから
大学の女子学生クラブ「シグマ・ラムダ・シータ」に所属するエミリーは、大学4年の最後の年になっても地味でハネない学生生活に焦りを感じていた。そんなある日、ショッピングモールでペット業者のオリヴアーと出会ったことから、物珍しいナマケモノを飼うことに。女子大生たちはたちまちキュートなナマケモノに夢中になり、エミリーは寮のマスコットにしようと提案。
「アルファ」と名付けられた。だが、そのナマケモノは見た目の可愛らしさとは裏腹に、脅威の能力を持った殺人ナマケモノだったのだ。そして、ひとりまたひとりと美女たちを血祭りにあげ、寮は”殺戮の館”と化していくー。
《感想》
エミリーのお母さんはこの女子学生クラブの寮長をしたことがあり、自分もお母さんのようになりたいと憧れていた。
学生たちは、SNSのフォロワー数によって、自分の価値があるというところがあった。
エミリーは、ショッピングモールでペットショップ業のオリヴァーに会い、フォロワーを増やすならペットを飼うことを勧められるのだ。
オリヴァーの事務所に行く約束をし、ナマケモノに出会う。
寮ではペットを飼うのは禁止だが、マスコットにすればいいだろうと、過半数以上の賛成をもらい、飼うことができた。
ナマケモノの名前は「アルファ」
この子は、適応能力が優れており、すぐにパソコン、スマホを使いこなし、SNSを理解していく。車の運転もするし、殺し方も色々だ。
アルファもブリアナとエミリーと同じく頂点を目指していた。アルファの場合はあのティアラに憧れていたのは、同じく女の子だからなのか⁈
アルファの生活を脅かす人には容赦なく、危険を感じたら、動物本能で射止めていただけだったと思う。
はじめから人を殺したかった訳ではないのだ。
Cinema@ati.net 2024.4.12 の記事によれば、
”アルファ”の動きを通してキャラクターを確立するために、才能ある人形遣いのグレッグ・バローラ氏を起用。アルファは一度に4~5人の人形遣いが操作し、アルファの腕、脚、腹、背中をロッドでコントロール。さらに2人の人形遣いがラジコンでアルファの頭を上下左右に動かし、鼻をくねらせ、口を動かしていった。
ナマケモノは、観客に愛してもらえるようなユニークなキャラクターをつくるために、CGにしなかったようだ。
この映画の制作には、7年間。
ナマケモノに夢中になっている人々が誰なのかをリサーチ。
脚本はグロテスクなR指定のコンセプトから若い観客向けのライトなホラー映画でありながら、ホラーファンも興奮できる映画へと変化していったそうだ。
SNSでのフォロワーのためなら、何をしてもいいわけではない。人を馬鹿にするものでもない。
あくまでもコミニュケーションのツールであること。
世の中は、他人がいる以上他人の生活を脅やかして自分だけ中心に生きられるわけではないのだ。譲り合ったり、助け合ったりして生きていかなければならないし、人と人との境界線、人と動物との境界線がある。
ナマケモノは人が多いところで暮らす生き物ではない。
ナマケモノと暮らしたおかげで、ラストに、環境保護に力を入れる方に力を注いでくれる学生達で良かった。
ホラー映画って、どんなメッセージ性があるのかわかりづらいところがあるが、この映画はコメディーでありながら、SNS問題、環境保護の問題のメッセージが込められていた。
ナマケモノの動かしか方、制作にあたってをニュースであらかじめ知ってからみるとまた違って見えたかも。でも、後から知ることでなるほどとなる映画でもあったかな。
ナマケモノであるから、はじめの動作はゆっくり、可愛いく生きている姿がみたい。しかし、ワニをやっつけるところから。そこが恐怖の予兆なのかもしれないけど…。
環境の順応が高い動物だからこそ、生きるための戦略かもしれないけど。ホラーならではなのかもしれないけど、もっとギャップが欲しいかも。
順応性が高い動物だからこそ、徐々に瞬発力がましていくこと、そこが怖さであると思うから。
確かに、抱きついて可愛いさあるが、爪たてて、ガブっていく姿もあったけど。
ナマケモノはゆっくりの動作できる環境に住んでいて欲しいものですね。
ナマケモノに会ってみたい。
ナマケモノがやっぱり好きだから。
映画のグッズに、ナマケモノのぬいぐるみとかないかな?と思ったら全くグッズがなくて残念でした。