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DORMER

Ambient Shoegazing

だいぶ時間が経ってしまいましたが、NEPOで行われた

DORMERのライブ動画第二弾をアップしました。

 

 

 

 

この日のライブのラストに演奏された『Planaria』プラナリアです。

 

 

 

 

 

DORMER / Pulanaria

 

 

 

 

この曲はDORMERの初期に長岡が作曲した曲で

当時はまだ、ベースの大槻もバンドには復帰していなかった頃の

曲です。

 

Planariaとは体を切り刻まれても再生する、不思議な生物の名称です。

 

作詞を担当した坂東氏は

挫折をしても、またはさせられても『答え』を求め続ける人の様を

この曲のタイトルに重ねた。と話しています。

 

 

 

 

歌詞と曲の対訳はこちらです。

 

 

Planaria

 

融和等 隘路にいま時雨

かすかな陽を追いて草昧知れ

 

不安の隙間に(見ゆ上..) 友愛いと哀し

 

夕 影  早々に今しずれ

甦すかな 色合間に異なき素へ

 

細鳴りなき夢 そう願ふ君へ

さは幻とて 見出す想

 

白 癒相 白 癒相 白 癒相.....

 

 

 

 

 

 

対訳

 

融和とか 困難なところに今、時雨が降ちる

小さな光を追いながら、まだ何も始まっていないことを知ってほしい

 

不安なとき受ける愛情はとても哀しい

 

早々と季節は巡っていく

濁りのない素の状態に戻れるだろうか

 

何もないものを追い求め続ける君に

それは幻だと言ったとしても、きっと何か見出していく

 

白く想いが癒されていく....

 

 

 

先日行われたDORMERのライブで初お披露目となった

新曲の動画が公開されました。

 

 

 

 

 

 

 

新曲のタイトルは『Crown Shyness』(クラウン・シャイネス)です。

 

 

曲名の語源となるクラウンシャイネスとは、

高くそびえたつ密集した木々の枝葉が重ならず、空間を分け合い、

お互いに譲り合って成長していく現象のことです。

 

 

 

DORMER / Crown Shyness

 

 

 

3コードで構成され4分にも満たないこの曲は全編を通して淡々と

ゆったり進んでいきますが、二本のギターが絡み合うアルペジオと伸びやかなボーカルが曲に悲壮感を与えつつ、場面場面でリズミカルなベースリフとギターリフの絡みが、シンプルな曲構成にストーリー性をもたらしてます。

 

 

また、特徴のひとつとしてイントロのドラムのリズムからは

本編の曲風は想像できないかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

下から見上げた時に、まるで空が割れてヒビが入っているように見え、その隙間から光が射す幻想的で神秘的な光景がこの曲のイメージと重なる事がタイトルに選ばれたひとつの理由です。

 

 

そして、作曲者の坂東氏は普段は重なり合う枝葉同士が、お互いの距離感を大切にし、光を譲り合っている姿から連想し、この曲は人間同士の在るべき距離感を表現していると言います。

 

 

 

 

 

このクラウンシャイネス現象は、なぜ木々が間隔を空けて育つのか、正確な理由は解明されてなく、1920年代から科学者により議論されていましたが、いまだその理由は十分に解き明かされていないとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

次回は先日のライブでラストを飾った曲、

プラナリアの動画を紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回に引き続き、6/2に行われたライブの写真をアップしていきます。

 

 

今回のブログ記事では、いつも素敵な写真や動画を提供してくれる

Taiki Ogawa氏撮影の写真をアップしていきます。

 

 

 

 

 

気が付けば、彼がDORMERの撮影に参加してくれて早くも7年ほどの月日が流れました。

 

 

 

いつも試行錯誤しながらも、斬新なアイデアと様々な手法で表現豊かな写真を提供してくれるので、こちらも良い刺激になっています。

 

 

 

 

 

 

最近はストロボを用いて、光と闇のコントラストが美しい写真を数多く残してくれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういうバッグライトによる造形が浮かび上がってくるような雰囲気は個人的にも好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も僕たちの表情をうまく捉えた写真の数々、ありがとうございます。

そして多忙にも関わらず、撮影に参加してくれてとても感謝しております。

 

 

 

 

 

 

次回は今回のNEPOでのライブ動画を公開できたらと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Photograph by Taiki Ogawa