この映像は、
映画監督 古波津 陽さん
女優の佐藤みゆきさん
が、福島のいまを聞いて歩く長編ドキュメンタリー。
10年間の変遷を1年ごとに記録する意味合いから10分の1というタイトルがついたそうです。
放射線のために漁ができない漁師
放射線を浴びた自分の家族のような飼い牛を手離さなければならない農家のおかみ
行き場のない廃棄物
同じ福島県民同士で起きている悲しい軋轢
それぞれがご自分のことを語るとき、
やはりそのひとはそのひとの歴史の上にあり、
その歴史ゆえにそのひとらしく、
そのひとを知らないなりにそのひとを感じることができ。
人を見ることができました。
自分も苦しみながら、現状のかけらを見させていただきました。
でもこんなもんじゃないだろう?という気持ちが大きく、『忍耐の民族』のホンネが聞きたいと思いました。
『生活をする』ということがやはり人間の第1であり、どんな『正論』もそのまえには無力なのかと感じる時間でもありました。
上映後は、懇親会で監督、佐藤さんともお話しでき、東北、福島に思い入れをもったお客さまも多く、良い時間を過ごすことができました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150924/17/umitoudou/13/69/j/o0600045013434465965.jpg?caw=800)
監督はとても丁寧に人と対峙する方で、素敵な方でした。
こちらは無料上映でオファーがあれば、全国に持ち込むそうなので、各団体、地方の方々からのお問い合わせも受け付けているそうです。