5月にだいたい一晩中見られる星座たちが南に来たときの様子です。
いろいろあって記事が6月になってしまいましたが、これらの星座たちは6月中旬だとだいたい22時30分ごろに似た感じに見られます。
なので、ある意味、今のほうが寝る前などには見やすい…かも!?
(ついつい一晩中見られる時期を見ごろと言ってしまうんだよなあ)
我が家の南は山があるので、まずは木のてっぺんすれすれ辺りを撮ってみました。
てんびん座がしっかりと見えて、さそり座が…ギリギリ山の上に見えました。
この辺り黄道が低いんですよね。さそり座を見たいときは開けたところに行ったほうがよいですね。
アンタレスが木の隙間に写ってよかったね…
もう少しカメラを上に向けて、へびつかい座が写るように。
へびつかい座は、星座絵だとへびつかいが大蛇を持っていて、左右に伸びた大蛇がへび座です。
なので、星座は88個だけど、区画を数えると89個あるという。飛び地みたいな感じかしら。
へびつかい座は結構大きくて、目で追うのがちょっと大変です。
ラスアルハゲは、へびつかい座で一番明るい2等星。ちょうど頭部で輝いています。
慣れるとわりとすんなりと見つかりますね。近くのラスアルゲティはなぜか見つかりづらいんですけど。
イェドプリオルとイェドポステリオルは、へびつかいの左手にあたる部分で、どちらも3等星。
それから下方には足にあたる星座線が2本伸びていて。
毎回星座線を、イカみたいだなあ…と思いながら引いています。ヘビだよ。
サビクは、へびつかい座で2番目に明るい2等星です。
惑星追っかけの際に、サビクはよく見える&写ることもあって、なんかよく覚えています。
少しだけ東に向けると、ようやくへび座の尾部の先端が写りました。
アルヤ、固有名はついているものの、5等星なので実際に見つけられたためしがないです。
尾部の他の星は3等星がメインなので何とかなる(ただ特徴がない)んですが、最後だけ難しい。
写真2枚目のたて座と3枚目のわし座は、次回以降行きですね。
ヘルクレス座は、5~6月の夜中に南中するのですが、北東からあがって天頂を通って北西に沈むので、うちからだと屋根に隠れてまともに撮れないのです。自宅から撮った写真全部どこか欠けている。
北が開けた場所で低いうちに撮ったほうがよさげですね。
南のもうちょっと上のほうの写真は、この前のかんむり座の紹介に使ったので、同じものをまた載せます。
アークトゥルスが見えないときは、さそり座→へび座→かんむり座、と辿って行っても何とかなる…かなあ。ちょっと遠いかな。
おまけ1。
4月の星空のときに、「てんびん座のズベンエルゲヌビとズベンエスカマリは、おとめ座のスピカとさそり座のアンタレスの間をじっくり見ていると見つかる」と書いた気がして、そのときはまださそり座は山に隠れていたんですけど。
今回セットで撮れました!
ズベンエルゲヌビとズベンエスカマリは、慣れると割と簡単に見つかります。他はちょっと難しめ。
おまけ2。
この日は上弦の翌晩で、この写真を撮っているときには月が西にいました。
最後に月を撮ろうと目を西にやったら、しし座のデネボラがいたのでした。
2月の星空で南にいたしし座が、5月のほぼ同じ時間に西にいるの、四分の一年たったんだなあ、という感じがしますね。
おまけ3。
へびつかい座のサビクは、当ブログの初期に木星の追っかけをしていたとき、木星のそばにサビクがいたので、位置の目安にしていたのでした。あのへんで逆行していたのですよ。
今回の写真を撮った日は、木星はおうし座にいたので、来年あたりで半周ってところですかね。
長いような短いような。
これまでの季節の星座は、こちらです。
だいたい1か月ごとに、同じように見られる時刻が2時間早くなります。
なので、夜寝る前にさっと見るとかの場合だと、ちょっと前の記事の星座のほうが見やすかったりします。
そういえば今日は新月ですね。(今月は元気ですw)
せっかくの新月ですが、曇っていて星空は撮れなさそうですわー
そしてそろそろ梅雨も気になりますね。雨もいいけど、たまには晴れておくれ~~
お天気に左右されすぎる季節の星座追っかけですが、ひとまずできるところまで続けてみようと思います。
またお付き合いいただけましたら幸いです。
星空話、同人誌版もよろしくね!