2月の星空(うみへび座、ろくぶんぎ座、しし座のあたり) | 結城明音の天体観測にっき

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2月に入ってから、ちょうどいい感じに晴れたので、夜中0時回ったころの南の空を眺めていました~

2月8日0時過ぎの南の空は、高い位置にこれらの星座が見えました。
大ざっぱにいうと、日の入りの頃に東に昇ってきて、夜が明ける頃に西に沈む星座たちですね。
つまり今の時期は一晩中見えますよキラキラ

 


今回のこの写真は、うみへび座の頭部分を入れたうえでなるべくいっぱい収まるように、というテーマというか目標があったり。
また、この辺は自宅からだと山がけっこう高くあるので、風景として木がちょびっと入るように、という。

うみへび座は長いんですよね。これで全体の長さの半分くらいです。
残りは山に隠れて東方面にのびているんですが、そもそもこの時刻だとまだ昇り切っていなかったりします。


山の上けっこう高く、というわけで、この写真もけっこう上に向けて撮っております。
うみへびの頭の上にはかに座がいて(うみへび座に気を取られていて撮り忘れてしまった)、
かに座としし座の上はもう天頂です。


うみへび座は、いちばん明るい星が赤い2等星アルファルドです。周りに明るい星がないので、そこそこ目立ちます。
あとは頭部分の星は3等星を含むので、慣れるとわかりやすい星の並びで、よく目印にしています。
逆にいうと、これくらいしか見やすい星はないので、胴体をつなぐのは難しい…そのうちつないでみたい。


ろくぶんぎ座は、いちばん明るい星が4等星…あれ、前調べたときは5等星だった気がしたのですが、今調べたら4.49等になってる。
ここ数年で明るくなったのかしら。明るいままでいてくれ、見つけやすくなるからw
そんなわけで、全体的に暗い星たちでできているので、まだ実際の空で見つけられたことがないのでした。


コップ座、なんかいっつも木に隠れてて、ちゃんと撮れたことがないので、今度ちゃんと撮りたいですね。
こちらもあまり明るい星がなく、意識しないとよくわからないかも。


しし座とおとめ座は…たぶん何度も記事にしているし、どちらも1等星持ちだし、知名度高いし、
今の季節に見やすいよ、ってことで!
しし座は今なら一晩中、もう少しすると昇ってくる時刻が早くなって、おすすめしやすくなりますね。
おとめ座はあと1~2か月後くらいのほうが見やすいんですが、春のかすんだ空になっちゃうので、あえて冬に見るのもいいかも。



先日こちら(というか関東全域すごかったか)は雪が降りまして、この日は雪のあと最初の晴れでした。
とは言っても、けっこう曇りが続いたので、空は普通になっちゃいましたね。
冬場はついつい華やかなオリオン座周辺を撮りがちなんですが、こっち方面をじっくり見るのも楽しいですね。


おまけ
今年の今の時期は、日中に太陽系が大集合ですね! この記事書いている今日は新月で、月もいるぞ。
日中、つまり太陽もいるのでなんも見えんw

国立天文台サイトの今日のほしぞらCGIで、様子だけ堪能しています。スクショ貼っときますー

 



普段はよく星空を惑星とセットで撮っていますが、そうするといっしょに写る星座がいつも同じになるのでw、
惑星が夜にいないうちにいろいろ撮っておいたほうがいいかもしれない!?


今日は新月なんですが、2週間後の満月は、2024年でいちばん小さく見える満月です。

 


自分は2023年に満月の大きさ比べをしまして、面白かったのでよかったらぜひー

 

 

星流れ星星流れ星星流れ星星

 

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