2023年は金星逆行の年!
7/21の8:29に留となって、逆行開始します。
国立天文台サイトの天象CGIで調べた時刻です。
この留、今まで漠然と「地球から見た天体の動きが止まる瞬間」と把握していたのですが。
きちんと定義を調べたら、超重要事項が書いてあったのでメモ。
国立天文台サイトの用語解説の、留のページを見ますとね。
引用します。ここです!
留 (Stationary)
・ 留は、惑星の地心視赤経の時間変化が0、すなわち赤経方向の動きが止まる瞬間です。
そう、つまり、「順行・逆行の切り替えスイッチは赤経を見る」のです。赤経!
そんなわけで、惑星の地心座標CGIで金星を眺めてニヤニヤしていたんですが。
調べた結果のスクショです。
確かに視赤経の値が7/21の午前中に減り始めていますね。(スクショ撮る都合で6時間おきです)
で。
私は合などの天象を見るとき、黄経を使っているんですね。
なので、金星逆行中の視黄経の値も見てみましたら。
黄経の値、増えてんじゃん!
7/23の10時半あたりまでは、視黄経の値はじわじわ増えているのでした。
その間も視赤経の値はもりもり減っているというね。
(同CGIで調べたけどスクショは貼らないでおく)
両方の値が減りだすまで2日のタイムラグが~~~ なんということだ
さて、そこでですね。
合や衝などはどうなっているのかといいますと。
こちらも引用します。
・合(conjunction)は、惑星と太陽が同じ方向に来る瞬間です。
・衝(opposition)は、外惑星が太陽とちょうど反対側に来る瞬間です。
ん、んー…? それだけ?
(そしてまたスルーされる矩。矩をもっと話題にしてやってくれ)
そして下のほうにこんなことが。
・合・衝などの現象については、黄経を基準とする流儀と赤経を基準とする流儀があります。
・どちらが良い悪いというわけではありません。
流儀…流儀で!? どういうことなの 何かあったのか
まあ、決められていないってことは、好きなほうでいいってことだな!(統一さえされていれば)
一応、この続きにどっちを基準にするかの目安も書かれていたりします。
公転派か自転派か、って感じですかね…
国立天文台は、発行している暦象年表(リンク先から最新版のPDFに行けます)や、ほしぞら情報の各種記事を見るかぎり、黄経を採用しているようです。各種CGIのデフォルトも黄経だし(赤経も選べます)。
ほしぞら情報だと、この記事をよく覚えています。
木星と土星の接近、この記事だと12/22の3時頃、となっているんですけど、
赤経を基準にすると、12/21の22時頃になるんですよ。
あとは、当ブログの初期に、天象をメモって載せていたことがあるんですけど、
参考にしていた記事と、国立天文台サイトで調べた日時が違う、ってのがわりとあって書くのやめちゃったんですが。
あれは赤経だったのかもしれない。
というわけで、今まできちんと書いてこないままだったのですが、ここに明記します。
当ブログでは、合や衝などの天文現象は、黄経を基準にします。
逆行・順行は留をその切り替わりにするので赤経です。
よろしくお願いいたします。
ま、あれだよ、二十四節気や黄道十二宮に慣れ親しんでいる身としては、黄経のほうがわかりやすいのよ。
あとは、やっぱり、最初に参考にしたのが国立天文台サイトだったから、というのも大きいですね。初めて見たものを的な。
あとでわかりやすいところにあらためて明記したほうがいいかもなあ。夏コミ新刊完成したらやる。たぶん。
余談
SってStationaryだったのね。
それではぼちぼち夏コミ新刊の作成に戻ります。バックナンバーもありますよー よろしくね!