読みたい本が渋滞している。
去年は「白村江」とか「天平の甍」(今更かい)とか、
古代日本の歴史に関するものをよく読んだ。
そして、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が終わった次の日から、
やっと「吾妻鏡」を読み始めた。
ドラマが始まった初期の頃に買ったのに。
「吾妻鏡」が終わったら、
村上春樹の「国境の南、太陽の西」(これも今更かい)を読む予定。
昔々、若手だった某作家さんが「3,4ページで済む話」みたいなこと言ってて、
「本当かな?」と思って、読みたいと思ってずっと読んでなかった本。
その次に「方丈記」。
その次に「カササギ殺人事件」のペーパーバッグ。
昔の本、何年も前に発行された本ばっかりだ。
Amazonがあって、本当に幸せだなと思います
でも、既に本棚から大量に本やマンガがこぼれているので、
2階が抜けないうちに(なにせ家の老朽化が激しいので)、
読み返さない本は処分することにした。
明け方に本の整理をしていたら、
白い着物を着た石妖が熊ぷ(亡母)の和ダンスから出てきて、
一緒に本を選別している。
読みたい本があるらしい。
なので、2人で本を抱えて、
今は無き実家の近くにある喫茶店に行った。
私が生まれる20年くらい前からある喫茶店。
カフェではなく、喫茶店と呼びたい。
…まあ、カフェでもいいけど。
コーヒーカップを置くときの、
カチャッという音だけが響く喫茶店て良いなあと思いながら、
石妖と対面に座りながら本を読んだ。
石妖は村上春樹の「もしぼくらの言葉がウィスキーであったなら」を、
持ってきていた。
そしてメニュー上に、アイリッシュコーヒー(ウィスキーの入ったヤツ)が
無いことに腹を立て、歯ぎしりしながらウィンナコーヒーを注文していた。
……なんかウチにいる妖怪って、全員面倒くさい気がする。