爪甲剥離症(そうこう はくりしょう)の治療中です | 美容・医療ジャーナリスト 海野由利子のブログ

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美と健康にまつわるさまざまなニュースや注目していること、雑誌に載せきれなかった情報をお伝えします。

思い当たる原因もないのに、カラダの異変は現れるものです。

 

気づいたのは昨年。'23年12月12日。

在宅仕事日で、剥げが気になったマニキュアを昼間にリムーバーで除去。

(セルフネイル派です)

 

あれ?

 

 

右手親指爪の“伸び部分のアーチライン”がデコボコ。

左サイドも変じゃない?

 

自覚できた異変は、前日からの指先の痛み。PCで大量原稿作成時期だったので、痛みはそのためと思ってました。

 

爪がこんなだとは。明るい場所でマニキュア落として、しっかり見てみるもんですね。

 

 

“伸び部分”と同じ色ということは、指の“お肉部分”から浮いてるということよね?

この症状について知らなかった私は、皮膚の炎症・アレルギーでお世話になっている、信頼する皮膚科専門医にLINE。

(仕事でも関わっているので、LINE相談了承してくださってます)

タイミング悪いことに、この医師の診察日は週に1日で、しかも都心のクリニック。年内に行けそうなタイミングなしでした。

 

「痛みがあるなら細菌性の爪囲炎の可能性があるけれど、菌の種類によって薬が変わる」から

ひとまず痛みと炎症止める薬と、念のため抗生物質入った塗り薬を、と。

 

 

手持ちの薬から、何を使うか決めて、その週に近くの評判の良い皮膚科へ。

やはり、痛みと炎症に対応する薬が出ました。

医師からは次に受診するときに、原因の菌があるかどうか、確認しましょうと。

 

(知人皮膚科専門医は「菌は顕微鏡で見ればすぐわかるから」と言ってましたが、その検査はこの時せず)

 

この時から右の親指爪にはマニキュア塗らず、しかし近くの皮膚科に行く時間を割けず。PCで文章多く打ってると痛みはありましたが、それ以外の異変はなかったので受診は先延ばしにしてました。

 

 

 

で、年が明け2月になり、今週ようやく再診へ。

 

病名は「爪甲剥離症(そうこう はくりしょう)」

名前のまんま、爪から、指の本体が剥がれる症状の病気でした。原因は、さまざま。

(文末に参考サイト貼りますね)

 

というわけで、原因を調べました。医師が爪左サイドの“浮き部分”の内側を、器具でカリカリと採取したモノをプレパラートに乗せて顕微鏡で確認。

 

原因になるような菌はいませんでした!

 

ではなぜかというと、、、、

2月9日撮影 患部の拡大は無し

 

 

「爪という構造に対して、指先のボリュームが縮んでいるから」という見解でした。

え? つまりは指先の痩せ? 老化によるボリューム低下?(心の声) それを尋ねてもきっと判断はできないので、処方された薬の説明を聞き、お会計を済ませて帰宅しました。 

 

 

 

 

はい。帰宅したら、あとは患者自身の努力が大事ウインク

 

処方された薬と配合成分の検索をするのはいつものこと。もう習慣です。

医師や薬剤師が副作用や禁忌まで丁寧に説明することは日本ではほぼないけれど、情報は得たいので自分で調べます。

今は検索もしやすいし、いくつかのサイトを見ればどれが正しいのかも判断しやすくなります。

 

いただいた薬は乳液状で、「爪の内側に1日2回、入れるように」と指示されました。

この薬の働きは、「皮膚の角化を防ぐ」こと。

爪が浮いてる部分は空気に触れてます。身体の外側が空気に触れると角化、つまり「角層」を作ろうとします。

角層ができてしまうと、指の腹と同じ構造になって爪とくっつくことはなくなるから、「角化を防ぐ」薬が出たわけです、きっと。

 

なるほど、と納得したので、患者として爪が指先から浮かないようサージカルテープをくるりと巻き、爪も指先から飛び出ない程度に短くしました。爪を何かにひっかけないように。

 

爪の左サイドは、少しですが“浮き”のない“ピンク部位”が増えてきているので、完治を目指します。

2ヵ月で伸びたぶんからざっくり計算すると、4か月くらいはかかりそう。

 

結局、はっきりした原因はわかりませんでしたが、「年齢性別問わず、誰にでも起こりうる病気」だそうなので

“体を作る”モトであるタンパク質などの摂取も怠らずに過ごそうと思います。

 

 

 

✱爪甲剝離症について、情報が豊富で解りやすかったサイト

(勉強になりました。ありがとうございます)

 

「爪甲剥離症」になりやすい人の特徴はご存知ですか?医師が監修! | メディカルドック (medicaldoc.jp)