昨日、円通院のバラと瑞巌寺の石斛(セッコク)を見に、松島を訪れました。
円通院は伊達政宗公の嫡孫の光宗公の菩提寺です。本堂から奥まったところにある光宗公の霊廟三慧殿は、国の重要文化財に指定されており、その厨子には支倉常長が西洋から持ち帰ったと伝わるバラが描かれています。円通院はこのバラを題材にした庭のあるバラ寺として知られています。
三慧殿をお参りし、バラ庭の「白華峰西洋の庭」へ向かうと、かすかに甘い香りがしてきました。 この日に来て正解!バラは見頃でした! 思わずマスクをちょっと外し、お花に近づいて香りを嗅いでみました。なんとも幸せな気分になる香りです 沢山の種類が咲いており、品種を知りたかったのですが、名前の記載されている札が葉や茎で隠れて、確認できず。ちょっと残念です。それだけバラ達は、所狭しと咲き誇っているという感じでした。
バラのアーチがあり、その向こうに見えるのは竹林です。和洋折衷な風景ですね(^_^;)
円通院はバラ庭の他に「雲外天地の庭」や「禅林瞑想の庭」などがあり、季節ごとに訪れる人を和ませてくれます。
こちらは「遠州の庭」 池には二羽のカモが(*^_^*)
円通院を後にし、続いて伊達家の菩提寺である瑞巌寺へ向かいました。
中門の手前で、石斛の解説の案内板を目にしました。上を見上げてみると・・・エッ!あんなに高い所に!!!
杉に着生していることは知っていたのですが、実際目にしたら、あんなに高いところに咲いているなんて
見上げた時は12時頃で、太陽が杉にかぶって眩しいのなんの
それでもなんとか撮影できました。
写真では大きさがわかりづらいですが、直径は1mほどだそうです。
角度を変えてズームで撮影してみました、だいぶボケボケですが(^^;)
色は薄いピンク色です。なんだかとても神秘的で、感激しました。木に近づいたり遠ざかったりしなが角度を変えて眺めてみましたが、いつまでも眺めてられますね。満開の時期に来れて最高です
本堂を拝観させてもらいました。各部屋の襖絵が息をのむほどの豪華さで見事でした。本堂からの庭の眺めも素晴らしく、伊達政宗が朝鮮出兵の際に持ち帰り、瑞巌寺の上棟祝いにお手植えしたと伝わる臥龍梅を眺めることができます。今度は、梅の開花時期に訪れたいと思います。
本堂は撮影禁止ですが、庭に向かって撮るぶんにはOKとのことで、青々とした臥龍梅を撮影
円通院と瑞巌寺をお参りし、お目当てのバラと石斛も見れて大満足でしたが、もう一つやりたいことが、観瀾亭で松島湾を眺めながらお抹茶をいただくことです
観瀾亭は豊臣秀吉から伊達政宗が拝領した伏見城の一棟で、江戸の藩邸に移築したものを二代藩主忠宗が、松島に移したものと伝えられています。
例年、中秋の名月には、観瀾亭で「お月見会」が行われるようです。
昨年はコロナ禍で中止だったのかな・・・?今年も難しいのかな~。
この日は、私の他に拝観者は一組だけでした。のんびりと、縁側でお抹茶をいただきながら日本三景を堪能できました。なんと贅沢な時間なんでしょう心が洗われ、穏やかな気持ちで満たされ、そしてお茶とお菓子でお腹も満たされ満足々!!
カボチャのタルトや、みたらし団子など他にもいろんな菓子があり、迷ってしまいましたが、お抹茶とずんだ餅のセットにしました。
観瀾亭からの景色です。お抹茶をいただきながら、日本三景を愛でることができます。
次は秋の紅葉シーズンに訪れていと思います(*^_^*)