今回、日本へ向かう飛行機の中で 生まれて初めて迷走性神経反射なるものを経験しました
珍しいことだったので記しておきます
サンフランシスコから日本まで飛行時間は11時間かかります。以前はこのフライトが長く感じて苦痛でしたが
橋本病と診断され、睡眠不足改善のため
メラトニンという睡眠サプリを摂取するようになってからは飛行中、簡単に眠れるようになり日本までの長いフライトも苦痛でなくなりました
さて前回、3月中旬に乗ったZIPAIRの飛行機は
往路は隣が空席、復路は隣2席が空席で
ゴロンと寝転がった楽なフライトでしたが
奢れるものは久しからずw
今回5月はまだ観光シーズンの最中らしく全て満席。ぱんぱんでした笑
わたしの隣二人はカップルで お二人とも席を倒してリラックス。
わたしも席を倒す前に 一言声をかけようと
後ろを振り向いたその時です
わたしのシートにピッタリとくっついている後部座席のかたの大きな膝小僧が目に飛び込んできました
こ、これは。。。汗
どうやら特大サイズの青年が真後ろに座っていらっしゃるよう。。。
この1ミリの隙間もない 彼の膝とわたしのシートがくっついた状態でわたしが席を倒したら このひとのお膝はどうなっちゃうのー?
。。あり得ません
そんな非人道的なこと。。。できません 泣
わたしは瞬時に全てを悟り、この11時間のフライトを垂直状態一択で過ごす覚悟をしました涙
まぁいいや、満席のフライトだし
どこにも逃げられないしあきらめたー と
わたしはひたすら眠ることに専念しました
その後、眠りにつき頭は制御不可能に右と左に振り子のように振られかっくんかっくん。。。
そうして数時間後、お手洗いから戻ってきた直後でした
急に身体中の血がサーっと下がっていくような感覚を覚えました え?なにこれ。。
とパニくっていると徐々に吐き気が催してきて、何だかお腹まで気持ち悪い。。冷や汗も出てきました
やばい。これは何が起こったんだろう?
特に食中毒になるもの食べてないし、アルコールも飲んでない。朝食は食べたから貧血でもない
でも血の気がひいていく。。
飛行機の中はけっこう寒かったのですが
気分が悪いので上着2枚を脱ぎ、Tシャツ一枚になりました
客室乗務員さんが横を通るので声をかけて
サニタリーバッグをもらおうと思うのですが
声が出ません。。
気分が悪過ぎて声もでないのです
どうしょう。。横になりたい
タクシーなら途中下車できるけど、飛行機だから降りれない。。これどうなっちゃうのー??
急に襲ってきたこの症状に不安がつのり、どうすればいいのか。。とひたすらじっとしていたら、どうやら失神したらしく意識が遠のいていきました
それから約2時間ほど経ち、目が覚めると
Tシャツ一枚のわたしの身体はキンキンに冷えていました 手も足も身体全体が氷のようです
ただ、少し気分が回復していたのに気づき、恐る恐る上着を着はじめ、スカーフもつけて念のため持参したホカロンを背中に貼り付けました
少しづつ冷えた身体に体温がもどってきました
ホカロン持ってて良かった〜
今回はかなり冷える機内だったようで
隣のカップルはフライト中ずっと くしゃみをしていて寒そうで、周りからもくしゃみや咳が何度も聞こえてきました
その後もひたすら眠り続け、だいぶ気分も回復し 日本に到着する頃には普通の状態に戻っていてほっとしました
さて、後学のための原因究明と対策です
成田到着後 姪っ子にこの話をすると医学に詳しい彼女は それは迷走性神経反射かも、とのご意見で
調べてみると確かに症状が当てはまります
「迷走神経反射」とは、ストレスや疲れ、緊張などをきっかけとして起こる血圧の低下や心拍数の減少のことです。脳に血が届かなくなり、最終的には失神に至ります。頭痛や吐き気、冷や汗、腹痛、めまい、視界不良などが症状として見られます。
Google より
迷走性神経反射という病名を聞いたこともなかったのでどうしてそうなったのか調べてみると
当てはまった要因は大きく分けて3つ:
1) 身体をしめつける服を着ていた
2) 脱水症状になっていた
3) 長時間同じ姿勢でリラックス出来ずにいた
でした
1) わたしは冷え性でスウェットパンツの下にレギンスを重ねて履いていたのですがそれが確かにお腹をしめつけていて。(早く気づけー) それを脱いだら楽になりましたw
次回からはお腹あたりがゆるいインナーにします
2) 前回のフライトでは11時間のあいだに4本分のペットボトルのお水を飲みましたが、今回はなぜか喉が乾かなかったのでペットボトル1本弱しかお水を飲んでいませんでした 11時間でこれは少ない、脱水状態ですね。。(早く気づけー2)
次からは喉が乾かなくてもちゃん水分を補給します
3) 同じ姿勢で長時間
普段なら飛行機後部で軽いストレッチをこまめにしていたのですが今回は寝っぱなしで忘れていました(早く気づけー3)
あとはリラックス。。シートを倒すのは今回不可能でしたので、これは。。。はい、出来なかったです
もし今後同じ状況になった場合せめてストレッチを増やして極力身体をゆるめるようにします
あんな怖い状況に誰にもなって欲しくないので、というか普通はそうなる前にちゃんと自己管理できる気もしますが 私のように手遅れになるまで気づかないおひとが他にもいるかもしれないので良かったらご参考までに。
どうか皆さん長いフライトでは水分補給してゆったりお過ごしくだい☘️
P.S. 飛行機降りる時、後部座席の白人青年が立ち上がった姿を見たら身長が2メートルありました
そりゃ膝が前の座席にくっつくわ。。。
わたしはひとり納得し飛行機を降りました。
宿泊した成田空港近辺のホテルからの朝焼け
とても美しくて感動しました