わたしは中学1年生の夏に
ギャラガ(昭和 ) というビデオゲームにはまりました
インベーダーゲームの進化版みたいなのです
ギャラガは1回50円のゲームでした(時代)
母から おこづかい100円をもらい
毎日 自転車をこいで近所のモールへ
幼なじみのさぁちゃんと
モールにあるゲームコーナーで待ち合わせです
50円でギャラガをして
残り50円でアイスキャンディを買うルーティン
夏休みの1日は長いです
大切な資源の50円を有効に使い、どれだけ長くギャラガで遊べるか
真剣勝負
必死ですw
長い夏休みのあいだに
わたしたちはコツコツ腕を上げ
何基もギャラガを増やし
50円で延々と遊び続けられるようになりました
でもギャラガはレベルが上がるにつれ
スピードが速くなり
最後はもう笑うしかないほど
速くて見えないw
そうなると逃げきれず爆弾をうけ
ゲーム終了
熱い闘いが終わり
魂を抜かれ ぬけがらになったさぁちゃんと二人
無言で食べるアイスは最高でした
w
ちなみにハマったのはそのギャラガだけでしたが
あの夏は何も考えず
ひたすら50円でギャラガを長くし続けることに夢中でした
月日が過ぎ
大人になり会社員として働くわたしが
以前勤めていた課は社内で一番仕事量が多く
残業が多かったです
(今は違う課に所属しています)
でも、わたしはその仕事がそんなに苦痛ではありませんでした
あるとき
わたしがこっそり尊敬している、丁寧に仕事をこなす同僚が
わたしと同じ課に配属されました
そして
あまりの仕事量の多さにストレスを抱えているようでした
ある日飲み会で
わたしがあの仕事量をどうこなしていたのか、と
そのひとから聞かれたことがありました
その質問に答えようとして考えてみると
どうやらわたしにとって仕事は
ゲームをやっていた感覚と重なることに気づきました
朝から戦闘モードでスピードをあげ
やってくる案件を次々やっつけスッキリする
それは
まさにギャラガの
右手でボタンを早押しして敵を倒しながら
左手でハンドルを操作して素早くミサイルを避ける
それとよく似ている・・
残業が終わると一杯飲み屋でのビールが楽しみ
(アイスの代わり)
ギャラガに没頭しアイスで締めるのと同じだ・・
もちろん
仕事には難しい案件もあり複雑な問題も起こるのですが
仕事を片付ける作業はゲーム感覚で・・
と答えると
その同僚は
目を点にしていました
わたしはその同僚の、手を抜かない誠実なお人柄が素晴らしいと
常々思っておりましたが
そのひとから
「そんな考え方もあるんですね 肩の力が抜けました」
と言われ
お役に立てたのなら・・
ゲームやってて良かった♡
人生って何が幸いするか分からないものだなぁ・・と
我ながら感心したのでした
またいつかやってみたいギャラガ