最近
ちょっぴり苦手な同僚が
いました。
ちょっぴり
うるさいな~とか
思っていました。
問題があると
細かいことまで
追求して
請け負い会社のひとを
責め立てるのです。
わたしはO型でして
おおざっぱな性格なので
そこまで
追求しんでもいいやん
相手が気の毒。。
と思ってました。
彼は若いアメリカ人で
エネルギーに溢れていて
結果を出すために
アグレッシブです。
それは良いことなのですが
当たり前のように
ばっさり相手を切る
発言は
ん~。。と
思っていました。
話は変わって
最近は大谷翔平さんの活躍が
めざましく
ニュースでよく見かけます。
世間で起こっていることに
かなりうといわたしですが
彼のことは
頻繁にニュースになっているので
さすがに知っています。
ほー。。
日本人でそんなに凄い選手が
メジャーリークで活躍してるのか~
から
始まって
毎日のように打つ
ホームランのニュースをみて
わたしも陰ながら
応援しはじめていました。
そして
彼の所属するエンジェルスが
ベイエリアのオークランドコロシアムで
プレイすることが
分かったので
観に行きたいな~と
出不精のわたしにしては
珍しく
チケットを見てました。
(過去に野球観戦は
2回つきあいで行った程度です)
たまたま
わたしが見たサイトがそうだったのか
席がそんなに残っておらず
しかもけっこう
チケットはお高くて
良い席は$100-$200もするのですね~
大谷翔平さんが
ゴマ粒くらいにしか見えない
外野席の
うしろ~の席でさえ$40だったので
こんなもんなのか~
知らなかった~
観に行きたかったな~と
思いつつ
PCをパタンと
閉めました。
それからしばらく経ったある日。
その気の合わない同僚に
書類を送ったら
「今から
野球の試合を観に行くから
返事は明日でいい?」
とテキストがきました。
もちろん明日でいいよ~と
言って
翌日
会議が始まる前に
昨日の試合はどうだった~?
とsmall talkをしていたら
彼は
「面白かったよ~」
「実は僕の友達が
アスレチックスの関係者で
オークランドコロシアムの
無料券をいつももらうんだ
今週もまた行くんだ~」
と嬉しそうに話していました。
へ~!ラッキーやん♪
良かったね~
などと話しながら
ふと
「ん?」
とひらめきました。
わたし「今オークランドコロシアムって
言った?」
彼:「言った」
わたし「もしかしてアスレチックスって
エンジェルスと対戦する?」
彼:「大谷翔平のいるエンジェルスだね?
よく対戦してるよ!
チケットいる?
何枚?
4枚?
10枚?
頼んであげるよ!」
と気前よく
オファーしてくれました。
「え~!ほんとに?」
驚きです。
「もちろん!」
と彼は自分のことのように
喜んで
さっさと手配してくれました。
席はエンジェルスの
ベンチの後方ちかくでした。
え~!
この人めちゃ良い人~!
最高!
ありがとう~!!!
エンジェルスのゲーム
観に行けるんの~!!
うそみたい~!!
ラッキー!
もう
飛び上がって
小踊りするほど
嬉しかったです。
わたしの今までの
彼に対する
不平不満はどこへやら。
自分でもあきれる
単純脳です。
彼は
一瞬で
わたしにとって
すご~く良い人に
ランク付けされました。
すごい
変わりようです。
ちょっと憂鬱になるほど
苦手だったのに。。。
先週
その同僚を含む
同じ部署のみんなで
オフィスで久しぶりに再会し
ランチにいきました。
(コロナ禍が落ち着き
現在通常運転の
サンフランシスコです)
その時、その彼が
「自分は三人兄弟の長男だ」と
ふと言いました。
わたしは
「あ、わたしは三人兄弟の
末っ子よ」と
言いました。
一瞬
「だから。。こいつはこうなのか。。。」
と
わたしたちは
にらみ合ったような。。。
気がしました。
そうか~
なーるほど。
彼は三人兄弟の長男なのだ。
長男ゆえに
ご両親から
厳しく育てられたかも
しれない。
だから人にも
厳しい面があるのかも。
弟たちを面倒もみる
役割だったのかもしれない。
そしてわたしは末っ子。
親から可愛がられて
甘えて育ち
要領で生きる人種
(と、長男には映るに違いない)
なるほど~
そりゃ気が合わない。
仕事のやり方も違うわ。
と
彼との関係性が少し
理解できた気がしました。
人の好き嫌いは
誰にでもあり
普通のことですが
あまりに意識すると
自分にとってしんどいので
そのしんどい彼を一瞬で
良い人~!に
認識を変えられたのは
エンジェルスのチケットを
もらえたのと同じくらい
嬉しかったです。
こんなに簡単に
ひっくり返せるのなら
案外
人間の好き嫌いなんて
単純なもので
あまり深刻に
受け止めなくていいのかも
しれないなと
思う出来事でした。
関係ないけど
きっかけをくれた
大谷翔平さん
ありがとうございます。