むぎがいないと、一日がとんでもなく長いです。
でも、何もする気になれない…
自分の気持ちの整理をするために
記事を書いているような感じです。
もしよろしければ、お付き合いください。
相棒にむぎの訃報を伝えると、すぐに
レンタカーを手配してくれました。
むぎの亡骸は実家に埋葬すると、以前から
話していたからです。
ごまちゃん、おもちが眠る紫陽花の下。
自分の家を持たない私が唯一安心できる所です。
こんなご時世だから、実家にも迷惑がかかります。
実家へも事前に相談してあったので、
「明日行きます」
の一言で全て伝わりました。
朝一番で相棒が迎えに来てくれました。
相棒も一睡もできなかったようで、お互い酷い顔。
むぎだけが、かわいくよく眠っていました。
実家へ向かう途中、山に寄ってむぎのお墓に入れる
花を少し摘みました。
相棒が連れて行ってくれたキャンプで、
楽しそうに走り回っていたむぎのために…。
実家では、両親は仕事のため外出予定があった事と、
実家の県も非常事態宣言中なので、
私と相棒だけで埋葬しました。
両親は予定を変えてくれようとしましたが、
断りました。
この時期にわざわざ会った後で、もしどちらかが
発症したら、この日のせいにされてしまう。
実家は自営なのでスタッフさんにも迷惑がかかるし、
むぎのお葬式にケチをつけられるのも嫌でした。
山でお花があまり摘めなかったのでお花を
少し足して、
あとは、むぎの好きなものをたくさん…
かぼちゃの種
はちみつ花粉
とうもろこし…
ごまちゃんやおもちと一緒に食べられるよう、
いっぱいいっぱい持っていってもらいました。
相棒は、ずっと黙って私についていてくれました。
せめて帰りの運転だけでも代わろうとしましたが、
まる二日全く寝てない人は怖いと言われて
しまいました。
相棒だって寝てないのに…
帰りのサービスエリアで仮眠をとろうとしましたが、
二人ともやはり全く眠れず、もし眠気があれば
すぐに休むという事にして、
東京へ戻りました。
相棒は、むぎの一生を
清々しい
と言ってくれました。
ハムスターとしては稀なほど懐いていたのに、
気分がのらなければ何一つしてくれず、
好き嫌いもはっきりしていました。
好奇心も旺盛で、遊び好きで、外の世界を
怖がる事もありませんでした。
だからキャンプにも連れて行けました。
怖がりなごまちゃんや、環境変化を嫌がる
おもちなら無理でした。
自分なりの決め事も結構あったようで、
お世話の時間や食べ物の配置にも気をつかいました。
それでもよく食べ物の位置を直されたものです。
お医者様はもちろん、私も不思議なくらい
頑張ってくれたむぎですが、
実は相棒が、むぎが元気な頃に何回か
100まで生きようね
というような事を言っていたんです。
その度に私が、ハムスターにとってそれが
どれ程大変な事なのか、ハムスターと人間では
一日の価値が全く違うのだと説明していました。
むぎが長生きしてくれれば嬉しいけれど、
無理はしてほしくありませんでした。
むぎが酸素室に入ってから過ごした
三ヶ月ちょっとは、人間なら約10年…。
そこまで頑張ってくれたのは、相棒との約束を
果たそうとしてくれていたのかもしれません。
今まで亡骸の写真を撮る事はなかったから、
載せる事もありませんでした。
ただ、今回のむぎはあまりに可愛くて一枚だけ
撮りました。
亡くなった時はあんなに苦しそうだったのに、
酸素室に入る前、気持ちよく野良寝していた時の
むぎの顔でした。
なので、お嫌でなければ、
見てあげてください。
