最後の夜は | もそもそ日記

もそもそ日記

日々感じた事、思った事を、そのまま綴っています。

なかなか進まないダイエットの事も、諦めないために書いてます。

むぎの身体は、実家へ埋めてきました。

頑張りぬいたむぎ。












4日に日付けが変わり、むぎの様子をみると、


あ、もうすぐだ


と思いました。




生き物がなくなる前って、特有の呼吸の仕方が

あります。






あとちょっとしか一緒にいられないんだ。

暖かいむぎに触る事も、話しかけて笑ったり

身体を拭いてあげたり、

一緒におやつを食べる事も、もうできないんだ。


そう思うと、やりたい事がたくさんあふれてきて。


でももう酸素室からむぎを出す事はできなくて、

ひたすらむぎの好きなものをあげ続けていました。









最後に食べたのは、小さな頃から大好きな

とうもろこしでした。


酸素室の外から何度も何度も

ありがとう

を伝えて、いっぱい褒めました。

眺めても眺めても足りない。

全く眠くもならず、ひたすら見守っていました。


ずっと口を大きくあけて肩で息をしていたから

喉が渇いているはずだと思い、

ミルク

すいか

かぼちゃペースト

すりおろした梨

を用意して、ケージに入れようと戻ると、

むぎは冷たくなっていました。



とっくに体温の維持は出来なくなっていたから、

ちょっとの時間で驚くほど冷たくなっていました。

口は大きくあいていて、一生懸命に

呼吸していたのだとわかりました。







やっと酸素室から出してあげて、思う存分

むぎを撫でる事ができました。


口を閉じて、何度も何度も撫でて

頬擦りをして、匂いをかいで、


でも、仕事があるから泣くわけにはゆかず、

何とか耐えて出勤しなければなりませんでした。


むぎを可愛がってくれた相棒にも連絡し、

冷房を16℃に設定して仕事へ行きました。









仕事を終えて、部屋に入ると

かわいいむぎが眠っていました。


いつものように、むぎが感染しないように

自分をしっかり洗って、むぎと最後の夜を

大切に過ごしました。




むぎを見つめて、


頑張ったねぇ


と声をかけたら、そこからはもう

涙がとまりませんでした。




次の日は私も相棒もお休みで、この日を

逃すと二人で送ってあげる事はできないから、

急いで準備もしなければなりませんでした。


でも、身体が動かないし、頭もおかしくて

何をしようとしているのかを自分で

理解できていないようで、部屋の中は

どんどん荒れてゆきました。




忘れちゃいけないのは、むぎに持たせてあげたい物。



むぎに


これはどうしようか?


と聞きながら進めて、なんとかまとめられました。




それで精一杯。


他の事をするより、悔いのないようにむぎと

過ごす事にしました。