材木座の一角に由比若宮という小さな神社があります。
別名元八幡。
その名の通り、鶴岡八幡宮の元になったのがこの神社です。
その昔、源頼朝の5代前の源頼義が京都の石清水八幡宮をこの地に誘致したと言われています。
源氏は京都の血筋なんですね。
ただ頼朝が鎌倉に入った時に最初に来たのがこの由比若宮とか。
私は5代前の先祖なんて全然知りませんけど、頼朝はしっかりご先祖さまの意思を継いだのでしょうか。
よく頼朝が鎌倉を拠点にしたのは南を海、残り三方を山に囲まれた自然の要塞だったからという話がありますが、それ以上に由比若宮の存在が大きかったんじゃないかと思います。
もしこの神社が鎌倉になかったら、頼朝はもっと別の場所に幕府を開いていたかも知れない。
そう考えると今の鎌倉は由比若宮から広まったと言っても良い気がします。
こちらは石清水の井。
鎌倉十井には数えられていませんが、石清水の名が石清水八幡宮を思い起こします。
源頼義の長男、義家が植えたとされる松・・・の残り。