動物愛護とは… | 山風のブログ

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お元気ですか?と問えること。それはとてつもなく幸せな事。

うちのワンの手術、無事成功との連絡を受け、

丸一日寝ていなかった私は、ようやく爆睡。

 

今日は仕事です。はい!休日出勤。

だってさ、子供たちの学費、家のローン、犬の手術代(これもローンになっちゃった滝汗

支払いや返済に追われているのだから、残った道は「働く!」となりますよね。

 

ああ、仕事のある幸せ笑い泣き

コロナで業務停止に追い込まれ、レイオフされ、あの時は茫然とし過ぎて

頭の中がすっからかんになったものです。

旦那がかろうじて仕事があり(給料はもちろん減らされたけどねーガーン

細々と生き延びてきたの。

でも、一昨年に元々の会社が業務再開され、呼び戻してもらえた訳です。

最初はオンコールから。

今は普通に毎日お仕事(休日出勤も度々)。

 

「お金なんかないわ」自慢は延々に続けられるけど、それはまた後程ご披露させてください・・・。

 

今回のワンの手術で思いましたけど。

 

うちの娘が小さい頃、獣医さんになりたい!と言い出したことがありました。

結構長い事その夢を追いかけていて、獣医さんにインタビューに行ったりしていましたっけ。

 

そこで聞いたことにショックを受けて帰って来た日、教えてくれました。

 

一人の獣医さんが

「私はね、動物が大好きで、動物を助けるために獣医になったのよ。

でも、実際に獣医になってみたら

安楽死の依頼が余りにも多い事にショックを受けた。

全体の半数以上は安楽死を希望される。

あなたも将来獣医を目指すなら、その辺りの事情を理解すること、覚悟することをお薦めするわ」

 

みたいな感じのことを伝えてきたと。

 

その時は「酷い話だね」って思いましたが(飼い主が)、今、現実問題としてペット事情を受け止めた時

医療費の問題もあるのではないかな、と気付きましたよ。

 

知り合いが、母一人子一人で頑張っている人がいて

離婚した旦那が連れて来た犬まで引き取って暮らしていました。

数年経ち、そのワンコが病気になりました。

獣医さんで手術を受け、8000ドルかかりました。

その後、少ししてまた手術が必要な状態になりました。

今度は10000ドルかかると言われました。しかも、完治の見込みはないと。

 

8000ドルだって必死の思いで、車を買うことを諦めてまで支払ったのに

10000ドルなんて支払えない、と、本当に悲痛な顔で話してくれた。

 

一般家庭が、子育てやローン返済をしながら、そんな金額をポンポン出せるはずもない。

お金もちしか犬を飼う資格はないというの?

動物を助けることを美徳としている人たちは、一番大切なことから目を背けているような気がしてならない。

 

獣医にも行かせられない人は、犬を飼う権利がありません、と言われたらそれまでです。

確かに、動物を飼うならばそこの責任は重要ですよね。

でも、でも…なんだろう、このモヤモヤは、と思うのです。

 

アメリカの健康保険(人間用)も、動物に対する医療も、どうしてあんなに高いんだろう。

 

うちは若い犬だからと油断して、ワンコに保険をかけていなかったので…

すでに手術も受けているため、同じ病気では保証されないらしいけど、

またいつか別の病気になった時ののため、保険加入を決意しました。

 

何だか、医療関係に興味を持ちましたよ。

どんなシステムなんだろう。

ある程度知ってるとはいえ、今回驚いたことも多かった。

 

支払いが出来なくて安楽死をさせるしかない飼い主さん、いるんだろうな。

そのような理由で里子にも出せないだろうし。

病気を温存させてしまったり。そのまま死を待つような…

 

うちは尿路結石だったから、温存は不可能だったろうな。

しーしには毒素があります。膀胱が破裂する可能性もある。

でも、手術したら確実に治る病気。

 

野良の中には、うちのワンと同じ病気で苦しんでいる子もいるんだろうな…

本当に、本当に、辛いだろうな。

 

 

動物を救うって…どういうことなんでしょうか。

動物はインスタ映えの道具ではなく、寂しい時だけの癒しでもなく

命のある生き物なのに。