一周回って、
最近思ったことがあるんです。
不登校の子に
「無理しないでいいよ」と
学校の先生に言わせる流れの一因に、
“家庭からの要求” が
あるかもしれないって‥
・・・
復学支援で [家庭教育] を
習ったお母さんたちは、
子どもに失敗をさせることが
いかに重要かに気づけたから、
子どもが復学を目ざす際に
「無理しないでいいよ」と言って
止めないでもらいたいこととか、
むしろ失敗もさせてほしいことを、
私も含め切実に思うのですが・・・
家庭教育を習う前 =気づく前は、
そうは考えられなかったわけで
・ ・ ・
ほとんどの親御さんは
家庭教育を習う機会がないから、
快適さを求める時代にあって、
子の失敗や不快経験の重要性に
気づくことは結構難しい
だから 子どもが困らないように、
不登校に陥らないようにと、
実はこの先まわりが不登校を後押しした↑
わが子が窮地にあるほど、
学校へいろいろと配慮を求める
一方で、理想の教育と
家庭からの要求の狭間にいる先生方
もしも教育的に正しい知見で
少し強めにがんばらせたり
必要と思う指導をした結果に、
“先生の圧で学校に行けなくなった!”
と言われてしまうくらいなら・・・
本当の原因はそこじゃないけど‥
『無理しないでいいよ』と言って
休ませていたほうが 無難 だし、
先生のメンタルも守れる‥
の流れになって然り‥
不登校になったらなったで、
最悪学校には行けなくてもいいから
命を落とすことがないようにと、
『無理しないでいい』がやっぱり
一番の 無難 にちがいない。
時代の流れからくる
家庭のニーズ=親の価値観の変化が、
「無理しなくていい」を
加速させてしまったのかな・・
・・・
そう思ったのは先日、
校長先生がこんな話をしました。
間近に控えた修学旅行にふれ、
“ 旅行中にトラブルはあると思います。ないほうがおかしい。
トラブルはあったほうがいいんです。
子どもたちは、その中で考えることが必要と思っています。
教員が子どもたちをサポートします。
親御さんにもご理解いただけたらと思います ”
熟練した校長先生の、
まっすぐで誠実な口調でした。
私は心に沁みちゃって、
涙が出そうになりました
そうだよね。。
先生たちも本心は、子どもたちを伸ばしたい。
失敗から学ばせたい。無理と思うことも、
本当はやってごらんと言いたいんだ。。
でもそれは、
現代の家庭の価値観に対して
段々と言いづらくなっている
特に不登校で苦しんでいる親子には
言わない/言えないこと。。
・・・
多くの先生には、
教育者としての信念や熱意がある。
だけど責任を問われやすく、
本音と建前の使い分けも必要になる。
ジレンマを隠した『無理しないで』
も、存在するかもと感じます。
学校の先生や支援くださる方々が、
“本人のがんばりを尊重しましょう”
“子どもは失敗から学ぶものです”
と、迷わず臆せず
言える日がくるように
まずはそう思える 親と家庭 が、
この先もっと増えるといいな
と思いました。
「失敗させたいのでお願いします」と言えるお母さんを応援したいです。復学支援中の早瀬さん↓
学校教育は大事。家庭の教育もすごく大事。
親はどうする?すずらんさんの記事をぜひ↓
がんばる局面で、“無理しないで” を言わない
先生に出会えたらラッキーですね。
石川県のSC藪下遊先生↓
家庭教育最強説。
まずは“メシテイしない子育て”を試してほしい
こちらの本の40ページから、必読です↓
毎朝昇降口で生徒を見守る校長先生の愛↓