近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
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富士山の美しさを堪能して、国道300号を走り、身延へ。

母方の祖母との思い出の地・身延山久遠寺に参拝します。

久遠寺は日蓮宗の総本山(祖山)です。
拙者は上座部仏教で大乗仏教(日蓮宗)じゃないけど大丈夫かな。

久遠寺の最初の入り口(開会関)である総門をくぐり抜け、暫く進むと、

日本三大門の1つ、三門(間口5間、奥行2間、高さ7丈)に。
二王門ともいわれ金剛力士を祀り、上層には十六羅漢を祀ります。


五重塔
現在の五重塔は3代目で2008年竣工。前2代はいずれも焼失。

本堂(1985年再建。間口32m、奥行51m)

身延山は、鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれたお山で、久遠寺は日蓮宗の総本山。日蓮聖人は、この辺りの地頭・南部実長(波木井公)の招きで身延へと入山しました。そして、約9年をここで過ごし、法華経布教に励まれたということです。しかし病に侵され、湯治に向かう途中、今の東京都池上の地で61歳の生涯を終えました。

天井画の墨龍(加山又造の作)

尊は日蓮聖人真筆大曼荼羅本尊を木造形式にしたいわゆる立体曼荼羅で、釈迦如来像・多宝如来像・四菩薩像・不動明王像・愛染明王像・四天王像・普賢菩薩像・文殊菩薩像・日蓮大聖人坐像などからなっています。

続いて、本堂の隣に建つ、祖師堂です。

祖師堂
日蓮聖人の神霊を祀る堂閣。「棲神閣」と称する。明治14年、江戸にあった寺院のお堂を移築、再建した。

御真骨堂拝殿


御真骨堂
拝殿の奥に望む土蔵造り八角堂が日蓮聖人の御舎利を奉安する御真骨堂です。尾張の信徒によって明治14(1881)年74世日鑑上人の代に建立されました。御真骨堂の中央には精緻を極め善美を尽した5重塔があり、その中央の水晶の宝龕中に日蓮聖人の御真骨が納められています。堂内の宝龕蓮華台は美濃国の寺院、五重塔と天蓋は長崎の講中の寄進であり、金銀をちりばめた四天王は後藤佑乗の彫心鏤骨の作です。

仏殿(昭和6年(1931)建立)
朝、昼12時、夕方3時からの勤行と特別法要を営む建物


身延山 久遠寺 御朱印
祖母の事を思い出しながらの参拝、散策。よき時間が過ごせました。
つづく
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