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松江城の二之丸跡には、現在「興雲閣」と「松江神社」が建っております。

興雲閣


興雲閣は、明治36年(1903年)に松江市が松江市工芸品陳列所として建てた建物です。当初、明治天皇の行在所に使用する目的でつくられたため、装飾・彫刻を多く用いた華麗な仕上げとなっています。結果的には天皇の巡幸は実現しませんでしたが、明治40年(1907年)、皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰道行啓にあたって、同年5月22日から25日まで御旅館となり、迎賓館としての役割を果たしました。
その後、明治45年(1912年)に正面の階段を奥に移動するなどの大改修は行われ、松江市の公的な歓迎所として、また、各種の展覧会場・会合に使用されました。昭和48年(1973年)からは「松江郷土館」として活用してきましたが、平成23年(2011年)3月に閉館し、階段室を移設して現在の形態となった明治45年に復原するとともに、建物そのものの持つ歴史と魅力を生かした新たな活用のため、平成25年度から平成27年度にかけて保存修理工事を行いました。 -案内板より




明治40年(1907)、皇太子嘉仁親王 (のちの大正天皇)の山陰道行啓の際、御座所や御寝所として使われた部屋です。
建具とシャンデリアの本体は現存するものを修復して展示しています。
カーテンボックス、カーテン、じゅうたん、照明のガラスシェード、机と椅子は当時のものが残っていないため古写真をもとに復元しています。 -案内板より





1階の資料室


多くの古写真が展示されており、中々楽しい資料室でした。


つづく
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