~西へ~(316) 60日目⑥ 安芸国一宮 厳島神社Ⅲ(厳島(宮島)) | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
大好きなラーメンを食べ、100名城を中心にした城めぐりや
神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。

     
                    近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら

                        (小さい画像はクリックで拡大します)





旧社格は官幣中社、現在は神社本庁の別表神社の嚴島神社に参拝します。

 

嚴島神社は、平家からの信仰で有名で、平清盛により現在の海上に立つ
大規模な社殿が整えられました。社殿は現在、本殿・拝殿・回廊など6棟が
国宝に、14棟が重要文化財に指定されています。その他、平家の納めた
平家納経を始めとした国宝・重要文化財の工芸品を多数納めています。


決められた順路に従い参拝をします。

   

 摂社 客神社(まろうどじんじゃ)(国宝)
御祭神:天忍穂耳命、天穂日命、活津彦根命、天津彦根命、熊野櫲樟日命

    

摂社 客神社は、本社と同様に本殿・幣殿・拝殿・祓殿からなります。
本殿は、両流造、桁行5間、梁間4間。拝殿は入母屋造、桁行9間、梁間3間で、これらの間を方1間、両下造の幣殿で連結します。


   
  鏡の池
清水が湧き出ており潮が引くと、手鏡のように見えることから呼ばれる。
秋の月とともに詠まれた歌が、多く伝わっている。 -案内板より


       

だいぶ潮が引いてきました。



御覧のように社殿は海の上に建てられています。その為、床の木材を隙間を
空けて敷くなどの工夫がされています。
それでも台風・高潮の影響・被害を受けるのは宿命的であり、倒壊などの
被害を受けることがあります。
・近年の自然災害
 平成三年(1991)
台風19号 - 重要文化財の「能舞台」が倒壊。桧皮葺の屋根も大きな被害。
 平成十一年(1999)
台風18号 - 国宝の「神社」及び「社殿」が大きな被害。
 平成十六年(2004)
台風18号 - 国宝附指定の「左楽房」が倒壊。桧皮葺の屋根も被害。
 平成二十四年(2012)4月3日
暴風で大鳥居の檜皮屋を覆う銅板に被害。

           
              高舞台横の狛犬(ブロンズ製)


 高舞台(国宝(本社の附))(左)と本社(国宝)(奥)

    

本社の社殿は、奥から本殿・幣殿・拝殿・祓殿の順に並び、さらに手前
(大鳥居側)には「高舞台」と呼ばれる高欄付の舞台があり、その周囲の
屋根がない板敷の部分を「平舞台(国宝(本社の附))」といいます。


 宗像三女神をお祀りする本社
  宗像三女神
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)


 続きまして「大国神社」です。


 ご祭神は、大国主命で、ございます。


 西回廊(国宝)と能舞台(附 橋掛及び能楽屋)(国指定重要文化財)


 能舞台と左楽房(国宝(本社の附))


 反橋(長さ約24m、幅4m)(国の重要文化財)
天皇がご派遣になる勅使が、御参拝の際にお渡りになったと伝えられることから、別名、勅使橋とも言われる。弘治3年(1557)、毛利元就・隆元父子によって、再建されたものである。 -案内板より


 後白河法皇御行幸松
承安四年(一一七四)後白河法皇が参詣された折お手植えされた松の遺木である。明治初期に切り倒された。 -案内板より


       
         安芸国一宮 厳島神社
             御朱印




いやぁ兎に角、人が多くて多くて。足早に参拝して厳島神社をあとに。



                                 つづく






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