近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
対馬最後の目的地「海神神社」に到着。


海神神社(かいじんじんじゃ)は、式内社(名神大社)論社、対馬国一宮。
旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社です。


海神神社 峰町木坂伊豆山鎮座
祭神 主神 豊玉姫命
合殿 彦火火出見尊 鵜茅葺不合尊
外二神(応神天皇、神功皇后)
この外に摂社・末社十七座
由緒
本社は、延喜式神名帳所載、対馬上県郡の名神大社和多都美神社に比定され、神功皇后の旗八流を納めた所として八幡本宮と号し、対馬一ノ宮と称されたもので、明治四年に海神神社と改称、国幣中社に列せられた。
本社の造営は、古く大宰府所収上県郡の貢祖数ヶ年分を以て充てられ、藩政時代には藩費によって、およそ四十年ごとに造営されたものである。
祭礼
毎月一日、月次祭。二月十七日(古例は旧正月十五日)、祈年祭。旧八月四日、前夜祭。五日、古式大祭。霜月初卯、一宮祭。
古式祭には神幸式、放生会、神楽があり、古くは鉾舞や舞楽があったが今は絶えた。


ニノ鳥居前の狛犬


周辺の木坂山(伊豆山)は天然記念物の原生林。
その中の石段を上がります。


300段位の石段を上っただろうか。

ひと汗かいて、社殿が見えてきました。

拝殿

拝殿ない(神紋の十六菊が掲げられています)

本殿(流造)
境内社

左から、
摂社・行先殿、摂社・濱殿御子神、摂社・乳母神を祀る祠。
一宮神、白鬚神、御先駈神、飛崎神を祀る祠。
若宮神、瓊宮神、五王神、飛崎神を祀る祠。
新霊神、金倉神、貴船神を祀る祠。
今宮神、寶満神、濱殿神、左廳神、美女神、天道神を祀る祠。

祭魂社(一ノ鳥居とニノ鳥居の間に鎮座)
拝礼を終えて、参道の石段を下っていると箒を持った方が上がって来たので、
御朱印の事をお聞きすると神職のお孫さんという事で、わざわざ電話をかけ、
聞いてくれました。「現在、御朱印は、氏子の方が管理している。社務所に
電話番号が書いてあるのでおかけ下さい」との事。
お手間をおかけしました。本当にありがとうございました。
社務所のガラスには、2つの番号記載があり、1つ目の方は「仕事中
なので、もう一つの方で聞いて」と。二つ目の方は通じず。
残念ですが、御朱印集めが目的ではないので神社をあとにしました。
仏像盗難問題
2012年10月6日から8日の間に盗難に遭った(対馬仏像盗難事件)。当神社の「銅造如来立像」と観音寺 (対馬市)の「金銅観世音菩薩坐像」の窃盗犯は韓国人グループで、韓国に持ち込んで売り捌こうとしたところを警察に拘束された。釜山港での通関過程で文化財鑑定委員が「100年未満の模造骨董品」と誤って鑑定し、韓国国内への搬入を許していた。
日本政府が返還を求めていたのに対し、観音寺の「金銅観世音菩薩坐像」の所有を主張している韓国の浮石寺や仏教界が「(両仏像とも)倭寇に略奪された」などと訴え、大田地裁が当面返還を差し止める仮処分を出したため長らく返還には至らなかったが、2015年7月15日に銅造如来立像について韓国検察が、海神神社を「正当な権利者」と認定して仏像の返還を決定。同18日に約3年ぶりに非公開(安全な移送を優先したため)で返還された。なお、返還された仏像は指先が欠損していたが、これは盗難時に受けた何らかの衝撃が原因とみられている。
菅義偉官房長官は会見で、返還を「当然のこと」とし、「もう1体(観音寺の「金銅観世音菩薩坐像」)も返還を強く求めていきたい」と語った。
(小さい画像はクリックで拡大)
つづく
当ブログの無断使用は禁止です。
メッセージにて確認をして下さい。その上で、
文章引用・画像使用の場合は出典元URLを明記して下さい。