近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
KSセンターの次に訪れたのは、衛星追跡センターです。


ロケットで打ち上げられた科学衛星や探査機から送られてくる微弱な電波は、大きな主反射鏡で受け、いったんアンテナの中央上部にある副反射鏡に集められ、さらに真ん中にある大きな穴の中に入っていきます。この後、電波は元の信号に戻すため、受信設備に送られます。受信設備で処理された信号(データ)は、コンピューターにより科学衛星・宇宙探査機の担当部署に配信されていきます。
また衛星や遠く離れた探査機への指令信号などの送信電波は受信信号とは逆のルートで送られます。
-JAXA公式Webより


衛星追跡センターの内部には入れません。
上部に設置されている「直径34mの巨大なパラボラアンテナ」を見上げます。

展望台にやってきました。
(ボタンを押すと音声アナウンスが流れるようになってました)




綺麗な景色の中、遠くに「20mφ・34mφパラボラアンテナ」や
「M(ミュー)センター」が見えました。


「20mφパラボラアンテナ」を見に先に進みます。

内之浦の町並み

20mφパラボラアンテナ

残念ながら「M(ミュー)センター」は、ジオスペース探査衛星(ERG)を
搭載したイプシロンロケット2号機打ち上げ準備のために立入禁止でした。

Mセンターは標高210m、面積25,000平方メートルの大型ロケット
発射台地です。ここにはロケットを打ち上げるM型ロケット発射装置、ロケットを整備するMロケット組立室、衛星を調整するクリーンルーム等打ち上げに必要な各種の建屋があります。相模原キャンパスでチェックを終えたロケットの各部は、まずMロケット組立室に搬入し、再度チェックを行います。この後ロケット各部は50トン門型クレーンでM型ロケット発射装置に運び込み整備塔内の組立台上(ランチャ)で垂直に組み立てていきます。
搭載される衛星は、クリーンルーム内で入念なチェックを受けた後、衛星とロケットを組み付けるクリーンブースで最終段モータと結合し、最後にノーズフェアリングを組み付け、頭胴部運搬台車でM型ロケット発射装置へ運びます。
-JAXA公式Webより

つづく
=追記=
見学に訪れた時に「M(ミュー)センター」にて発射準備をしていたロケット
「イプシロンロケット2号機(ジオスペース探査衛星(ERG)搭載)」は、無事に
発射成功しました。
"イプシロンロケット2号機打ち上げ成功!
ジオスペース探査衛星の愛称は「あらせ」"
12月20日(火)20時00分00秒、内之浦宇宙空間観測所からジオスペース探査衛星(ERG)を搭載したイプシロンロケット2号機が打ち上げられました。イプシロンロケット2号機は正常に飛行し、打ち上げから約13分27秒後に予定の軌道でERG衛星を分離、打ち上げは無事成功しました。
ERG衛星は正常に太陽電池パドルを展開。JAXAはジオスペース探査衛星(ERG)の愛称を「あらせ」と決定しました。「あらせ」は約2ヶ月間の初期運用の後、宇宙嵐はどのように発達するのかなど、地球周辺の宇宙空間の放射線帯の謎の解明に挑みます。

-(文章・画像とも)JAXA公式Webより
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