近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
往時の工法、木造で、平成十六年(2004)に竣工(戦後初)復元された、
天守の2階に上がります。

新築で気持ちの良い天守内ですが、やはり現存とは空気が違います。


2階武者走り 千鳥破風ない

2階部は吹き抜けのため、大きな部屋はない


吹き抜け
天守の内部構造を知る手がかりとなった「天守雛形ひながた」もこの部分には梁はりがないことから床板が張られてなかったことが明らかになりました。
床板がないため心柱しんばしらが良く見えます。
心柱しんばしらを有する天守は姫路城が有名ですが、他の天守ではあまり使われておらず、一般的な構造ではありません。
大洲城天守の場合、心柱の位置も建物の中心ではなく半間(約1m)北寄りにあり、他に例を見ない構造です。
心柱は3階床下で上下2本に分かれています。
(心柱は加藤家の菩提寺である如法寺から調達した。) -案内板より

2階全体

2階から3階へ上がります。


階段の傾斜は、少し「急」だが、一段の高さはそれほどでもない

天守3階

3階部に「武者走り」はない


3階から4階(最上階)への階段

天守最上階(4階)

天守最上階から「肱川」を見る


棟札と弓矢(上棟式に使用した祭用具)

復元木造天守最上階の梁
梁の上には木彫りのネズミが置かれているそうですが、わかりませんでした。
つづく
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