近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
宇和島城は、標高75m強の丘陵とその一帯に山頂の本丸を中心に囲む
ように二ノ丸、その北に藤兵衛丸、西側に代右衛門丸、藤兵衛丸の北に
長門丸を中腹に配置し、麓の北東に三ノ丸、内堀で隔てて侍屋敷が置か
れた外郭を廻らせる梯郭式の平山城です。

井戸丸から少し急になった石段を上がると丁の字に突き当たる。
大手道は左(右は、北側にある藤兵衛丸へと繋がる)

大手道を上がると、正面には「御書物矢倉(櫓)跡の石垣」

右に曲がり、石段の上が「三の門跡」。
現在は、門がないので見事な本丸の高石垣が見えます。

三の門先を左手に行くと本丸を囲む帯曲輪ですが、
立ち入り禁止となっていました。


右に進み、左手に本丸の高石垣を見ながら、二之丸を目指します。

高石垣が途切れる手前に「二の門跡」(礎石が残っています)

二の門跡から見た二之丸


二之丸跡 史跡 宇和島城
●面積・・・約680m2
●標高・・・約68m
●石垣・・・総延長 約75m 高さ約4m
●建築物・・・御算用矢倉・二之門・木戸・塀庇・土塀
天守が建つ本丸の最終防御施設としてその目前に置かれ、眼下の雷門周辺に侵攻した敵を攻撃するために築かれた曲輪で帯曲輪と連結しています。

二之丸北隅の御算用矢倉(櫓)跡

二之丸から本丸への虎口(櫛形門跡)。石垣が「打込ハギ」になってます。

櫛形門跡の綺麗に成形された石段

石段を上がると正面に天守(現存)が見えてきます。

本丸から見た城址北西側
(宇和島城は、平山城であるが、東側に海水を引き込んだ水堀、西側半分が海に接しているので「海城(水城)」でもある)


本丸に残る矢倉(櫓)の土台
(左から、櫛形門跡 北角矢倉 本丸西側の御鉄砲矢倉)
つづく
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