近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
阿波國の一宮が続きましたが、場所の関係上、残る一宮は後ほどにして、
先に阿波國総社と推定される二社に参拝します。

観音寺山門


その内の一社「八幡総社両神社」は、四国霊場第十六番札所である
観音寺の境内に鎮座しておりました。

大きな観音寺本堂の横に鎮座する八幡総社両神社


社殿の額には、「惣社大御神」「八幡大神宮」とあります。


八幡総社両神社の由緒
阿波国の総社として、阿波国府の所在地に設けられた神社。
国司の重要な仕事の一つに、管内の官社及び国司の崇敬する神社を祭祀することがあり、奈良時代、国司はこれらの神社に幣を奉り、これに詣ずるを例としたが、平安時代中期以降、中央政治の乱れにより、地方行政も弛緩し、祭祀も規定通りに行われなくなり、従来国司の祭祀してきた管内諸神社の神霊を国府(国司庁)に近いところに勧請し、参拝の便をはかったのが総社の起源である。
当社はその総社と、近在の八幡神社を合祀したもので、安政三年(1856)再建の棟札を存する。
「寛保改神社帳」には「観音寺村惣社大明神」「観音寺村 八幡宮」とある。
なお、南方500メートルほどはなれた所に、面積約三千坪に及ぶと言われる当社の旧社地があったとされ、「総社が原」の呼称が現在に伝わっている。
主祭神(八幡神社)応神天皇
(総社)阿波国式内社五十座
阿波国の式内社は大麻比古神社を始め五十座四六社あり、国府町内では大御和神社(府中の宮)、八倉比売神社などが式内社である。 -案内板より
訪れた際、観音寺の駐車場をお借りし、お遍路さんの「納経所」にて、
「総社」の事をお聞きしましたが、最初はピンとこなかったらしく「?」
な感じでしたが、「お堂の向う側に神社はある」との事で、行ってみると
総社でした。帰りにお礼をした際に、逆に総社について色々と聞かれ、
他にもお話をさせて頂きました。(総社の御朱印はありませんでした)
最後に「お遍路さんが頂く御朱印」を頂き、思い出になりました。
その節は、ありがとうございました。

四国霊場第十六番札所
観音寺 御朱印
つづく
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