近畿・四国・九州・山陰 編 ~西へ~(1)1日目①は、→こちら
「住吉造」と言われる本殿は、第一本宮から第四本宮にいたる4棟で、
すべて西(大阪湾)向きになっておりました。
第一本宮から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置
されており全国的にも珍しい配置です。あたかも大海原をゆく船団のよう
に並び「三社の縦に進むは魚鱗の備え 一社のひらくは鶴翼の構えあり
よって八陣の法をあらわす」とも言い伝えられてます。

第一本宮

ご祭神は、
底筒男命 (そこつつのおのみこと) で、ございます。

本殿

第二本宮(奥に見えるのが第一本宮)

ご祭神は、
中筒男命(なかつつのおのみこと) で、ございます。

御本殿は「住吉造」といわれており、神社建築史上最古の特殊な様式で
国宝に指定されてます。

第三本宮 第四本宮

「住吉造」の特徴は、
*柱・垂木・破風板は丹塗り、 羽目板壁は白胡粉塗り
*屋根は桧皮葺で切妻の力強い直線
*出入り口が直線型妻入式
屋根には置千木と5本の四角堅魚木があります。
周囲に迴廊なく、本殿の周囲には板玉垣、その外に荒忌垣があります。
柱は太い丸柱で礎石の上に立っており、柱間は横板張りで、
正面より前が外陣、奥が一段高い内陣と二室となっております。

ご祭神は、
表筒男命 (うわつつのおのみこと)(右 第三本宮)
神功皇后 (じんぐうこうごう)
(息長足姫命(おきながたらしひめのみこと))(左 第四本宮)
で、ございます。

本殿周りの境内社にお参りをしました。


楯の神社 (左)
ご祭神: 武甕槌命 (たけみかづちのみこと)
別名を楯御前 (たてごぜん) ともいわれています。
本社は鹿島神宮で、御本宮を守護する武神です。
矛の神社 (右)
ご祭神:経津主命 (ふつぬしのみこと)
別名を鉾御前 (ほこごぜん) ともいいます。
本社は香取神宮で、御本宮を守護する武神です


侍者社(おもと社)
ご祭神:田裳見宿禰 (たもみのすくね)
相殿:市姫命 (いちひめのみこと)
初代の神主とその姫神をまつり、縁結び・夫婦円満などの信仰を集めます。
絵馬掛けには、さまざまな願いが書かれた絵馬で埋め尽くされています。

摂津国一宮 住吉大社
御朱印

つづく
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