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掛川城 御殿(現存)を見学中。
明治に至るまで、掛川藩の政務所として使われた二の丸御殿は、貴重な
現存城郭御殿で、ここ掛川城の他には二条城に残るだけです。
ちなみに、高知城と川越城には「本丸御殿」が現存しております。


御書院上の間 釘隠し

現在の二の丸御殿は、1854年(嘉永7年)に起きた東海大地震によって
倒壊した後に、そのときの藩主であった太田資功が再建したものです。


二ノ丸御殿の構造
木造瓦葺平屋
外部
下見板張り、漆喰真壁
内部
諸役所中塗、御書院黄色壁塗、小書院白漆喰塗
総床面積
287坪(947m2)
創建当時 330坪(1,091m2)

長囲炉裏の間
城主あるいはその奥方が使用した部屋です。天井中央には、「太田公」の家紋である桔梗と替紋の違いかぶら矢が彫られています。

長囲炉裏の間から見た小書院(一番奥)
城主が政務を離れてくつろいだ所です。

掛川城模型(三の丸方面から)

二ノ丸をあとにし、本丸に向かいます。
つづく
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