上差し 2024年7月25日(木)、朝食にロールパンが食べたかったので午前6時頃にパン生地をホームベーカリーで練り始めました。その際に余ったパン生地を揚げて、ちょっとした茶菓子にしてみました。

 

 

 

 

下差し 上から見ると、こんな感じです。特に珍しくもない単なる揚げパンですが、ドイツのフランケン地方やシュワーベン地方ではお祭りに頂く伝統的なお菓子です。

 

 

下差し 中世時代というか昔のヨーロッパでは、ユダヤ教のハヌカ祭に頂くベルリーナーカルトッフェル・プッファーのような油で揚げた料理、しかも、たっぷりと砂糖がまぶしてある料理ってキリスト教徒の間でもお祭りにしか食べることのできない豪華な料理だったようです。

 

 

下差し 恐らく、ドイツ国内でも各々の地方によって呼び方も変わるようですが、最も知られいている呼び名は「キュフレ(sküchle)」のようです。それで、「ファスネット(Fasnet)」と呼ばれるお祭りの際に食されるお菓子なので「ファスネットキュフレ(Fasnetsküchle)」というお菓子名になっているみたいです。

 

 

下差し ベランダで育てたミント葉を添えました。

 

 

下差し そのドイツのフランケン地方やシュワーベン地方では、アレマン語(Swabian-Alemannic)と呼ばれるドイツ語方言が話されていると日本語WIKIの説明に書かれてありましたが、この「ファスネット(Fasnet)」と呼ばれるお祭りの呼び名を標準ドイツ語にすると「FASTNACHT(ファストナハト 謝肉祭)」になると思うんです。

 

※ 私が暮らしていた北ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州やラインラント州では四旬節を迎える前に「ヴァイバーファストナハト(Weiberfastnacht)」と呼ばれるお祭りがあります。 

 

 

 

その「夜」という意味の「ナハト(NACHT)」が南ドイツ(フランケン地方やシュワーベン地方)の方言で「ネット(NET)」になったんだと思います。

 

 

下差し 揚げた後の内部は空洞になっています。ジャムなどを入れるといいですね。

 

 

 

下差し 正しい「Fasnetsküchle」の作り方を説明して下さっているYOUTUBE動画がありました。ご興味がおありの方は、是非ご参考になさって下さい。

 

 

※ 単なる揚げパンですけどね。