下差し 2024年6月1日(土)に大学時代の恩師である田村光彰先生から頂いた著書『抵抗者(ゲオルグ・エルザ―と尹奉吉)』を読み終えてから、ふっと昭和時代に出回っていた伊藤博文の1000円札が頭に浮かびました。

 

 

下差し 一応、こちらの新聞記事の切り抜きも田村光彰先生から頂いたものですが、そこに書かれてあるのは、「... エルザ―はドイツで「勇気ある抵抗者」として高校の歴史教科書に掲載されるなど、ドイツの戦後の反省の1つでもあるが、日本では尹の名や、日本の治安維持法が朝鮮でより過酷に適用された事実を知る人は少ないと指摘。「弾圧下で戦った朝鮮、満州(現中国北東部)などの独立運動が着目されない。祖国の独立のために命をかけた尹の行動は世界の独立運動に大きな意義がある」と評価した。」です。

 

それで、日本人の子供たちにも過去に起こった日本軍の帝国主義時代の残酷さや他民族に対する残忍な行為などを知ってもらう為に、「平和ボケ」を防ぐ為に、石川県で現在使用されている安倍元首相によっていいように書き換えられた小学校の社会科の教科書の使用を禁止するよう当局に申し出る為に署名活動をしていらっしゃいます。

 

でも、私が思うには・・・、日本政府によって洗脳の道具となったのは社会科の教科書だけではないと思ったんです。それは何か?ちゅーたら、伊藤博文の1000円札です。

 

 

下差し 著書『抵抗者(ゲオルグ・エルザ―と尹奉吉)』からの抜粋を読むと、「これまでの日本の対韓政策の中心人物であり、初代の韓国統監であった伊藤博文をハルビン駅頭で射殺した。この問題は、本書の主題の1つである尹奉吉のレジスタンスの項で再度取り上げたい。」です。

 

 

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上差し 何だか、この本では、伊藤博文が悪い人のように扱われているみたいです。しかし、昭和時代に生まれた日本人の中で伊藤博文が悪い人だったなんて思う人って田村光彰先生含む活動家の方々以外にいないと思うんですよ。だって、お札になった人だもん。お札になるくらい偉い人だからこそ、昭和時代の戦後に日本国民を洗脳する道具として1000円札になったんじゃないでしょうか?小学校の社会科の教科書だけではないんでしょうね。

 

※ 因みに、私の父方の祖母の父親も明治時代に(台湾が大日本帝国の植民地だった頃に)、台湾の大学の医学部に留学して(その当時の台湾での教育は日本語で行われていたので)医者になりました。現地で小児科の町医者として働いていたものの、台湾が中国に返還されると同時に私の祖母の父親とその家族は日本へ本帰国しました。現在、祖母の実家の跡継ぎが神奈川県の厚木市内で小児科医院をしています。だから、私としては、個人的には、大日本帝国が悪いことをしたという感覚は全くないです。私たちの祖先が大日本帝国の植民地時代に台湾で暮らしていただけで何も悪いことはしていないですから。中国人や台湾人の血も流れていないので、特に中国人や台湾人、韓国人の味方をしようという考えもないです、はっきり言って。だから、私としては伊藤博文が悪い人だとは思えないです。私は大日本帝国が大好きです。

 

 

下差し しかし、太平洋戦争で負けてから日本へアメリカの植民地のようになり、ダグラス・マッカーサー元帥の指示に従って生活していた日本国民は「敗戦国で良かったね、アメリカ人みたいになれたもん!」と思っている日本国民は少なくないと思うんです。

 

オマケに、昭和時代の1000円札が伊藤博文だったので、大日本帝国の帝国主義が悪いなんて考えようとする思考回路すら寸断されてしまいました。、安倍元首相によっていいように書き換えられた小学校の社会科の教科書もある意味では洗脳の道具になってしまったんでしょうが、それを言うなら、この伊藤博文の1000円札の方が影響力が大きかったんじゃないか?と思いました。

 

(画像提供:【未使用】 伊藤博文1000円札(日本銀行券C号1000円) 後期 記号紺2ケタ 【千円札】)

 

下差し 最近生まれたばかりの日本人たちというか、平成時代の後期や令和時代に生まれたばかりの日本人たちには効果的だと思います、その安倍元首相によっていいように書き換えられた小学校の社会科の教科書の使用を禁止することは。しかし、もうじき人生を終えようとしている昭和生まれの日本人たちの脳ミソの中を変えることは、もはや無理でしょう。伊藤博文の1000円札でこれでもかってくらいに洗脳されていると思うので。

 

(画像提供:【未使用】 伊藤博文1000円札(日本銀行券C号1000円) 後期 記号紺2ケタ 【千円札】)