上差し 2024年5月12日(日)、午後2時からカトリック神田教会で行われた聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)のフランコ神父さまによるトリエント・ミサに参加しました。このトリエント・ミサは毎月1回だけ東京都内にあるどこかのカトリック教会で行われます。

 

 

 

下差し 個人的には、今まで聖ピオ十世会(SSPX)を支持していたものの、今回その聖ピオ十世会(SSPX)にも幾つかの派閥があることを知りました。その中の1つが今回司式して下さったフランコ神父さまが属する聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)です。

 

 

 

下差し こちらが、日本語WIKI「聖ペトロ司祭兄弟会」の説明文からの抜粋ですが、それにあるのは「1988年に聖ピオ十世会のメンバーだったが、マルセル・ルフェーブル大司教の司教聖別は離教的行為であり自動破門となるという聖座の宣言を受けて、聖ピオ十世会を去った12人の司祭によって創立された」です。

 

結局のところ、聖ピオ十世会の司祭たちは一般のバチカンの指示で動いているカトリック教会ではミサを挙げることができないが、聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)の司祭たちはぎりぎりのところで妥協してローマ・カトリック教会から追い出されることなくバチカンの傘下に留まることができたので、街中にあるカトリック教会でミサを司式することができるということなのだと思います。

 

(画像提供:WIKI 聖ペトロ司祭兄弟会)

 

 

下差し こちらのYOUTUBE動画で聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)の司祭によるトリエント・ミサをご覧になることができます。

 

 

下差し 聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)聖ピオ十世会に属する司祭たちは、現在でもこのビレッタ(Biretta)と呼ばれる角帽子を被っておられます。一般のローマ・カトリック教会ではというか、私が今まで40年間通っていたカトリック教会では、このビレッタ(Biretta)と呼ばれる角帽子を被った司祭はおられませんでした。枢機卿が被る赤色のビレッタ(Biretta)であればよく見かけますが。

 

しかし、2024年5月2日(木)に観た映画「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」に登場するカトリック教会の大司教がこの黒色のビレッタ(Biretta)を被っていました。1858年の出来事を映画にしたものですが、その時はまだ第2バチカン公会議以前の話ですからね。

 

(画像提供:Which biretta does the SSPX wear?)

 

下差し 両脇で司祭の裾を持っている助祭が被っているのが黒色のビレッタ(Biretta)です。これをカトリック神田教会で行われたトリエント・ミサを司式された聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)のフランコ神父さまが被っておられました。

 

(画像提供:The Missive FSSP

 

 

下差し カトリック神田教会では聖堂内での撮影が禁止されているようでしたが、歴史ある美しい教会ですのでミサの後で撮影してみました。

 

 

下差し 聖ペトロ司祭兄弟会(FSSP)のフランコ神父さまによるトリエント・ミサが始まる5分前に撮影しました。原則として女性信者はベールを被ることが求められます。

 

 

下差し 私の場合、カトリック中央協議会によって2022年11月27日(日)に決められた新しい式文によるミサに参加する際にはベールを被らないのですが、今回は「ローマ典礼の特別形式の伝統ミサ」ですのでベールを被っています。

 

 

下差し こちらのギャラリーで聖歌隊の方々がパイプオルガンの伴奏に合わせてグレゴリオ聖歌を歌って下さいます。

 

 

下差し ステンドグラスが本当に素晴らしいので全部撮影したかったのですが、まだ他にも信者さんたちがお祈りされていましたので。また、チャンスがあれば、少しずつ撮影してみます。