ドイツ 2024年4月20日(土)、2023年度の東京横浜ドイツ学園で行われた蚤の市が面白かったので、今年もまた東京横浜ドイツ学園で開催された蚤の市に行ってきました。

 

私が住んでいる流山おおたかの森駅から東京横浜ドイツ学園がある横浜市の仲町台駅まで片道2時間ちょっとです。交通費はバス賃も含めると往復3160円になり、蚤の市で買った物品の値段よりも高くつきましたが結果的には楽しかったので行って良かったと思いました。

 

 

 

下差し やっぱり、千葉県と神奈川県の天気は違いますね。流山市内にある自宅を出発した時には青空の見える気持ちの良い初夏のような天気でしたが、この仲町台駅周辺は太陽すら見えない曇り空でした。

 

 

下差し 東京横浜ドイツ学園の校舎の内部はこんな感じになっています。オクトーバーフェストとは異なり蚤の市ではドイツ人のご婦人たちが手作りしたケーキなどを売るカフェはありませんでした。

 

 

下差し 東京横浜ドイツ学園の運動場で出店して下さっているのは業者さんではなく生徒さんの親御さんたちだと思います。ご自宅不要となった物品をテーブルの上に並べて叩き売りされていました。

 

 

下差し 子供用の古着や絵本が多く売られていました。恐らく生徒さんのお家の方なんでしょうね。

 

 

下差し こちらでは、東京横浜ドイツ学園の生徒さんたちが図書室の裏方に保管されていた古い時代遅れの本を6冊500円で叩き売りしていました。

 

 

下差し この若い男性の方は、恐らくご自分が東京横浜ドイツ学園に通われていた頃に使用していたと思われるテキストを1冊1000円売っていました。「DSTY Schulbuecher ¥1000」は、「Deutsche Schule Tokyo Yokohama(東京横浜ドイツ学園の)」はお分かりかと思いますが、「Schule (学校)+ Buecher(Buch  ‐ 本の複数形)」で「学校の教科書」になります。

 

※ 因みに、私もドイツにいた頃に使用していた大学時代のテキストを捨てずに今でも本棚に飾っています。

 

 

下差し 個人の方々がご自宅で不要の物品を売っているので、特に「〇〇屋さん」というような感じの専門店風ではない、何でも屋さんという感じですね。

 

 

下差し この若いインド人風の女性のお店で料理本を買いました。この方のお店も何でも屋さんで本や電気器具も売っていました。

 

ピンクドーナツ ドーナツメーカーが売られていたので「Ist das moeglich in Japan zu benutzen? Wie ist die Steckdose?(これ日本で使えますか?コンセントは?)」とお聞きしたら、彼女は英語しか話さない方のようで両手で丸い形を示されていたので、私が「eine spezielle Apparat?(変圧器がいるってこと?)」と言うと、「Yes!」と頷いて下さいました。

 

私も2006年にドイツから本帰国した際にドイツ製の電気器具を日本へ持ち帰ってきましたが、変圧器があってもドイツの電圧が220Vですので日本の100Vの電圧では追い付かず動いてもゆっくりとしか動かず全く使用できませんでした。その逆はいいんですけど。

 

 

下差し こちらでは、ドイツで出版されたお菓子の作り方が載っている本を買いました。300円でした。

 

 

下差し 未使用品かと思うくらいに使用感が全くないキレイな本でした。

 

 

下差し こちらのドイツ人女性のお店は珍しくハギレ布だけを売る専門店でした。

 

 

猫 我が家のネコちゃんの為にクッションを作ろうと思い、このピンク色の花柄の布(90センチx50センチ)を買いました。200円だったかな?

 

 

下差し こちらのアメリカ人男性と日本人女性のご夫婦のお店も何でも屋さんでした。

 

アメリカ 最初、この日本人の奥さまが私に英語で話しかけて下さいました。私がドイツ語で返事をしたら・・・ご主人も奥さまも必死に「... I'm not a German! 」とアピールされていました。丁度、タイミング良くそのシーンを撮影することができました。

 

 

下差し こちらのご夫婦のお店では、この「Bayerisch VEGGIE(バイエリッシュ ヴェギー)」という料理本を買いました。300円だったかな?

 

ドイツ このタイトルを和訳すると「ベジタリアンの為のバイエルン料理」とでもいいましょうか。比較的にバイエルン料理って肉類がメインになるというか・・・、ソーセージとビールというイメージがありますけどね、「ベジタリアンの為のバイエルン料理」って面白いと思いました。

 

 

下差し この頁には、「Kartoffel - Gemuese Pflanzerl(カルトッフェル ゲミューゼ プランツエール = ジャガイモと野菜のハンバーグ)」の作り方が載っていますが、なるほどね~!ドイツの大学の学食で提供されるカルトッフェル・プッファーKartoffelpuffer)ならぬ、ユダヤ教のハヌカ祭のシーズンに食されるラトケスの作り方が載っている訳ですね。

 

バイエルン料理にも野菜だけで作る献立があって良かった!

 

 

下差し そして、こちらのご夫婦のお店も何でも屋さんでしたが、今までの私の人生の中で一番ほしかったモノが売られていました。

 

 

クリスマスツリー それが、この待降節のクリスマスまでの毎週日曜日に点灯するアドベント・クランツ (Adventkranz)です。

 

一般的には、円形のクリスマスリースにロウソク4本分のロウソク立てが埋め込まれていますが、これは四角形ですね。こちらの方が安定感があって良いと思いますし、自分でロウソク立ての溝の部分に木の実やポインセチアなどの植物を埋め込んでアレンジするのも楽しそうです。

 

 

下差し こちらが、別のサイトからお借りしてきた画像ですが、こんな感じでアレンジするのもいいですよね。今年の待降節までまだ数か月あるので、その間にどうデコレーションするのか考えるのも楽しみの1つになりますね。

 

(画像提供:Kerzen DIY | Kerzen und Adventskranz selber machen)

 

下差し 個人的には、毎年新しいアドベント・クランツ (Adventkranz) を買っているものの、この昨年末に使用した紫色のリボンが付いているアドベント・クランツ (Adventkranz) はカトリック佐久教会にお上げしようかな?

 

 

 

下差し このパーマ屋さんに飾ってありそうなマネキンの頭部も売られていました。ちょっと怖いですけどね。でも、この私の隣に立ってマネキンの髪の毛を触っている女性は本気で買おうか悩んでいらっしゃるようでした。

 

 

下差し 扇風機や空気清浄機も売られていました。

 

 

下差し ここでの蚤の市は、毎年恒例のオクトーバーフェストとは異なり入札によるレストラン業界の業者さんが加わらないので面倒な手続きは不要なんじゃないかな?と思います。

 

どなたでもご家庭で使わなくなった物品を叩き売りすることができるように毎月1回くらいの頻度で、ここで蚤の市をやったらいいんじゃないか?と思いました。

 

 

下差し 今回の東京横浜ドイツ学園の蚤の市でゲットした物品がこちらになります。

 

 

 

電車 そして、蚤の市を出てから東京横浜ドイツ学園から仲町台駅まで歩いている途中、東京横浜ドイツ学園のスクールバスの駐車場がありました。

 

 

下差し 日本国内で商いをするドイツ企業から寄付されたスクールバスのようです。

 

 

下差し 何ていうのかな?  東京横浜ドイツ学園のスクールバスを見ただけで昔のことを思い出すというか・・・、時代の流れを感じますね。

 

 

下差し ナンバープレートの上に「DEUTSCHE SCHILE(ドイツ学園)」と書かれたプレートも貼られています。

 

 

下差し 私が小学生の頃であれば東京近辺で働いているドイツ人の数も今と比べると少なかったでしょうし、ドイツ人の子供の数も少なかった為か当時はマイクロバスでしたしね。

 

 

下差し この写真は、私が小学6年生の春休みに祖父と共に東京ドイツ学園を訪れた日に撮影したものです。

 

当時、東京ドイツ学園は大田区大森駅付近にありました。今でいうユダヤ教超正統派シナゴーグがある「山王1丁目」ですね。あの辺は今でもジャーマン通りと呼ばれています。

 

 

下差し 当時の東京ドイツ学園の門にも「DEUTSCHE SCHILE(ドイツ学園)」と大きな文字が埋め込まれていました。

 

 

下差し 小学校の頃の卒業アルバムには、お友達の遠藤直子ちゃんが私について「ひょうきんで、英語・ドイツ語がうまい」と書いて下さっています。

 

日本の中学校を卒業したら東京ドイツ学園に編入しようと思ったものの、残念ながらドイツ語の試験が不合格だったので東京ドイツ学園に編入することはできませんでした。しかし、金沢市内にある四年制の大学を卒業した後、無事に北ドイツにあるビーレフェルト大学修士課程に正規留学することができ、(日本の大学を卒業しないとドイツの大学の入学許可が発行されないシステムなので)子供の頃から頑張ってきて良かったと思いました。

 

 

ドイツ ドイツについて、又は、ドイツ語を学ぶことは私が子供の頃から続けてきた趣味でもあり、ドイツは私の人格や性格を作り上げてくれた大事な要素です。キリスト教やユダヤ教を学ぶ事も、コントラクト・ブリッジを始めたことも全てがドイツから始まりました。両親やご先祖さまに感謝です。

 

 

 

下差し しかし、蚤の市を出てから仲町台駅方向へ真っ直ぐに歩いている最中に予期しなかったことが起こってしまいました。

 

 

下差し 東京横浜ドイツ学園から仲町台駅まで徒歩で20分くらいかかりますかね?かなり長い道のりでした。

 

まあ~、昨年に比べてかなり太ってしまった私も悪いですが、突然に私が履いていた両足のサンダルのヒールが壊れてしまいました。その事故はこの場所で起きました。

 

 

 

下差し こんなことってあるのか?と思うくらいのぶっ壊れ方でした。

 

ヒールが外れたという事故はよく耳にしますが、ヒールがぶっ壊れたなんて前代未聞の事故です。事故っていうか、ドイツ語では不運な出来事のことを「der Unfall(ウンファル 男性名詞)」(直訳すると事故の意味)といいます。恐らく、私が住んでいるマンションは5階なので比較的に乾燥しているんですよね。それで冬の間に下駄箱の中でサンダルが乾燥してもろくなっていた可能性がありますが、原因は恐らく私の太りすぎでしょう。

 

 

下差し もう仕方がないので、仲町台駅付近にある東急ストアで1800円で売られていたサンダルというかツッカケを買いました。こんなに歩くことなんて殆どないですからね。今日は、1日充分にやり切った感がありました。