2024年2月13日(火)に四ツ谷駅付近にある修道院菓子店『サン・パオリーノ』で買った「ド・ロさまそうめん」を調理した際に撮影した秘蔵の写真がありましたので投稿することにしました。

 

 

 

因みに、「ド・ロさまそうめん」はネット通販でもお買い求めできます。

 

 

修道院菓子店『サン・パオリーノ』では、1袋500円で売られていました。そうめんが6束入っています。

 


 

この「ド・ロさまそうめん」は、1868年に来日したマルク・マリー・ド・ロ神父(Marc Marie de Rotz)は、長崎県で暮らす隠れキリシタンの生活を支える為にフランス式技術指導に基づいて織布、編物、素麺、マカロニ、パン、醤油などを導入して、その中の1つである「ド・ロさまそうめん」を長崎県の特産品として日本中に広めました。その詳細については日本語WIKI「マルク・マリー・ド・ロ神父(Marc Marie de Rotz)」をご参考になさって下さい。

 

 

 

個人的には、この「ド・ロさまそうめん」に因んだ思い出があるんですよね。2017年のゴールデンウィークに映画「沈黙-サイレンス-」の舞台となった長崎県外海地区の隠れキリシタン村を旅しました。その際に丸1日、観光案内員として私を自動車で連れ回って下さった江口さんと午後5時頃にお別れする前に遠藤周作記念館の食堂で江口さんと一緒に「ド・ロさまそうめん」を食べたことを忘れられません。

 

遠藤周作記念館を見学した後で、その日の案内料3000円を江口さんに手渡してから、「ド・ロさまそうめん」を江口さんに一緒に食べて頂くことにしました。江口さんにとっては珍しくも何ともない「ド・ロさまそうめん」だったと思いますが、最後に「うまか~!」と九州弁で呟いて下さったのを覚えています。私に九州弁で話すということは、私に本性を見せて下さったということですから感激しました。

 

 

 

 

基本的には、そうめんって和風出汁で頂くのが一般的かと思いますが、個人的には和風出汁だけでひたすら黙々と麺料理を食べるのが好きではないんですよね。最近ではトマト出汁で食べるのが流行っていたりしますけどね。

 

 

そして、今回は、和洋折衷なアレンジをしてみました。イスラエルサラダというか、シラジサラダに納豆を混ぜてトッピングしました。関西風の出汁をスープにしました。

 

 

イスラエルサラダというか、シラジサラダって中東料理なので和洋折衷ではないですけどね。これがまた、日本の素麺と合いますね。

 

 

いい感じで半熟卵を茹でることができました。

 

 

この素麺に納豆とのコラボを思いついたのは、YOUTUBE動画で山形県郷土料理「ひっぱりうどん」を知り、そこからインスピレーションを受けました。

 

 

そして、市販の関西風のストレート出汁をスープにしました。

 

 

こちらの業務スーパーで売られている関西風のストレート出汁です。

 

 

イスラエルサラダというか、シラジサラダには酢が入っているので納豆の臭みも消えますね。

 

 

こちらが、イスラエルサラダというか、シラジサラダです。夏だけでなく冬のシーズンでも常備菜として冷蔵庫で冷やしてあります。冷やし中華の具にもいいですね。

 

 

それに1パックの納豆を混ぜただけです。

 

 

 

そして、こちらは、駅の構内にある食堂で提供されているような「ちくわ天&油揚げ&なると」入りのうどんです。

 

 

やっぱり、たまに駅の構内にある食堂で腹ごしらえする際に選ぶのは、このちくわ天が入っているうどんですね。輪切りにせずにそのままの長さで揚げてあるのがいいですね。

 

 

小麦粉がなかったので片栗粉を付けて揚げました。

 

 

一応、油揚げもさっと関西風出汁で甘辛く煮込んであります。

 

 

長崎県外海地区の隠れキリシタン村でお世話になったガイドの江口さんのことを思い出して、「うまか~!」ですね。

 

 

 

 

そして、こちらは、京都風の衣笠丼(きぬがさどん)の油揚げの卵とじをトッピングしたものです。因みに、鶏肉は入っていないです。

 

 

油揚げに限らず卵とじってうどんに合いますね。

 

 

金沢名物のすだれ麩や京都名物の生麩なんかを入れればいいんでしょうけど、それはないのでなるとを入れました。

 

 

京都風に衣笠丼(きぬがさどん)のイメージに合わせて出汁が透き通っているのか?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、特に京都を意識した訳ではなく偶然こんな出汁になってしまっただけです。

 

 

冷蔵庫に卵と青ネギ、油揚げしか入っていない時でもいい感じで美味しく頂けるので便利ですね。

 

 

ド・ロさまそうめん」は、素麺というほど細くなく、どちらかといえば五島うどんのようなものですね。両手で少しずつ引っ張って伸ばしますからね。揖保乃糸素麵ほど細くはないです。