熱血女教師 | 気ままおやじの独り言

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日々、気ままに暮らしていますが ちょっと気付いた事や感じた事などを書いています。拙い文章ですが読んでいただけたら嬉しいです。

私達の学生時代と言ったら もう相当昔の事になりますが

 

その時代の先生と言えば個性的な人が多くて すぐ感情的になって

 

ビンタしたり 質問されて間違ったり解らなくて黙ってると

 

デコピンしたり鼻ピンしたりと 今なら問題になる様な

 

事が日常茶飯事でした。

 

まあ今でも問題になる様な事例は起きてるけど昔程ではないでしょう。

 

それが当たり前の時代だったと言うのも怖いですね。

 

 

 

私の中学3年の時の担任は女性教師で この人も一風変わった先生でした。

 

容姿は髪はショートで少し明るい薄茶色に染めていたと思うけど

 

案外地毛だったかも、、、

 

顔立ちは日本人離れした彫りが深めで 色白でちょっとクールな感じ。

 

服装は派手目でいつもブルー系が多かった気がする。

 

タレントで言ったら梅宮アンナに似ているかな。美人系ですね。

 

担当教科は数学。

 

いつも差し棒を持ってて 私語があるとすかさず「ほらそこ!

 

ちゃんと聞いてないと駄目でしょ」が口癖。

 

でもこの先生 女性なのに不思議と威圧感があってみんな真面目に

 

授業を受けてたと思う。

 

中学3年ともなると 男子は結構生意気な子が多くて

 

女先生だと舐めた態度を取る子もいて泣き出す教師もいた程。

 

 

 

 

 

ある日、授業が終わってみんな殆ど帰ってしまった放課後の教室、

 

数名の女子が先生に数学の問題を習っていた時

 

何故か私達 数名の悪童は教室を走り回っていた。

 

おそらく掃除当番で残っていたんだろうと思う。

 

すると先生が「ちょっとアンタ達 いい加減にしなさいよ!うるさい!」と一喝。

 

途端に神妙になる男子達、

 

「不動君 ちょっとこっちに来なさい。あなたねえ もうちょっと数学頑張らないと

 

全然解ってないよ。ここに座って一緒に勉強しなさいよ!」と 叱られたよ。

 

高校にも進学出来んよとまで言われて説教される始末。

 

「あ 俺用事があるので帰ります」と言うと

 

「もう、、」と どうしようもないねと言う顔して苦笑する。

 

 

私はいわゆる勉強嫌いな悪童で いつも先生を困らせていたと思う。

 

この教師は叱るけど絶対叩いたりはしない。

 

解らない所があれば自分も残って解るまで指導する教師でした。

 

噂では学生時代はちょっと突っ張っていたとか耳に入ったけど それだからこそ

 

生徒の身になって指導出来たんだなって今になって思う。

 

不思議とこの先生には みんな素直で反抗もしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

皆さんに質問ですが 同窓会には先生も招待しますか?

 

同窓会を開く時は もちろん幹事が中心になってやる訳ですが

 

やはり担任教師を中心に上手くまとまってて楽しかったクラスとかが

 

多くなると思うけど どうなんでしょう。

 

 

 

 

 

私はこの女教師のA先生には畏敬の念があって 卒業後も手紙を書いたりしてました。

 

叱られてばっかりだったけど 返信の手紙に受け持ちの生徒の事を親身になって

 

心配したり気に掛けていたんだなと改めて思った。

 

隣家の火事で負傷して入院した私の父親の事や中学時代の仲良しの友の事とか

 

具に観察してて心配してくれてたんだなとその内容から窺えた。

 

みんな別々の高校に進学しても この先生の家に遊びに行ったりして

 

みんなこの先生が好きだったと言う共通の思いがした。

 

 

 

 

社会人になって妻と子供と買い物してる時 偶然A先生に出会って凄く懐かしかったけど

 

お互いエスカレーターですれ違う状態で「あ 先生」「あら不動君元気?」と言葉を交わすのが

 

精一杯で ゆっくり話したかったけど残念だったよ。

 

 

 

 

同窓会にA先生を招待した時 私がどんどんお酒を飲ませて酔わせてしまって

 

みんなに「不動の所為だ」と言われて、、、

 

先生と再会出来て嬉しかったので つい盛り上がってしまって調子に乗り過ぎた。

 

先生 あの時は本当にごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

もうあれから随分経って今もご健在かどうかも分からないけど

 

あの熱血女教師だった姿が今でも思い浮かんで来ます。