新型コロナ感染顛末記 | 気ままおやじの独り言

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日々、気ままに暮らしていますが ちょっと気付いた事や感じた事などを書いています。拙い文章ですが読んでいただけたら嬉しいです。

私が体に異変を感じたのは 先月(5/28)の作業を終えて

 

家に帰り着いた時 少し寒気がした事だった。

 

その日は午前中雨で 雨合羽を着用しての作業で中が蒸せて

 

シャツが濡れてしまい昼間着替えはしたが その所為で

 

ちょっと風邪でも引いたのかなと思ったのが最初だった気がする。

 

翌日(5/29)は休みで畑作業して 5/30は仕事に出て

 

5/31には妻を買い物に連れて行ったりしたが もう普通の状態だったと思う。

 

ただ気になる事があって 車のクーラーを入れていたら妻が

 

「ちょっと寒いからクーラーは止めてよ」と言った事。

 

妻とは体感温度差がまるで違って いつもは妻の方が私より暑がりなのに

 

珍しく妻の方がクーラーを嫌がる状態だった。

 

直ぐに切ったが 妻に異変が起きていた様子。

 

私は買い物から帰って また畑に行って戻ると妻の姿が見えない。

 

(あれ 何処に行ったんだろう)と家の周りを確認するが見当たらない。

 

2階に息子がいたので聞くと「具合が悪くて寝ている」と言う。

 

妻の寝室の襖を開けて「大丈夫?」と声掛けするが眠ってるらしくて

 

応答がないので 襖を閉める。

 

夕飯は取り敢えず何かを買って来ることでその日は終わる。

 

6/1は 息子たちは休みなので私は仕事に行く。

 

6/2は休みで家庭菜園が追われていたので早朝から始めて14時位には終わらせた。

 

丁度 この日位に息子達二人も風邪を貰ったようだと不調を訴えた。

 

夜は長男がシチューでもするといって料理してくれた。

 

6/3は仕事で何となく体がだるい気がしたが 気力で一日を終えた。

 

後で聞いたが次男は この日コロナ検査受けてて陰性だったらしい。

 

6/4も仕事 ちょっと風邪がぶり返したような違和感を感じた。

 

、、、後で本当は休むべきだったと後悔する事になる。

 

そのまま仕事を終えて家に戻るが いつもよりかなりきついなと思った。

 

翌日6/5 私は 休みだったので行きつけの医院で診て貰う事にした。

 

受付で「風邪引いたみたいなんですけど」と言うと

 

「コロナの検査は受けられますか?」と言われ

 

「ああ じゃあお願いします」と言って車で待機する。

 

暫くして検査キットを薬剤師の女性が持ってきて車の窓越しに検査を受ける。

 

鼻の穴に綿棒みたいなのを挿し込まれクシャミしそうになるのを堪え検査を終える。

 

約15分後 検査結果報告 検査キットに線がくっきり2本出てて ええええ陽性確定。

 

担当の医師がまた来て 用紙を渡され暫くは仕事は休む様に促される。

 

私が希望する解熱剤やトローチ他2種類程の薬を処方されて家路につく。

 

我が家に戻って結果を報告すると予想外の結果に皆驚く。

 

夏風邪位に思っていたからショックだった。

 

その日の夕方 事業所にコロナ陽性感染の旨を報告して休みを取る。

 

私も微熱が続いて体がだるく夜は 部屋に籠って過ごす。

 

6/6 妻と長男がコロナの検査を受けに行く。結果はやはり陽性。

   

次男も症状は似てるのに陰性は何かおかしい気がする。

 

次男にもう一回検査受けた方がいいんじゃないと言うと

 

先生が陰性でも時間がずれて陽性になる事もあると言われたと言う。

 

なので俺も陽性ばいと言う。

 

こうなるともう一家全滅である。

 

私は時間を追うごとに次第に体調が悪化していく感じがした。

 

熱はさほど無いが喉の痛みと痰がひどくなり朦朧感も出て来た。

 

食事もしたくないし 少しのパンとお茶を飲む程度で体力も半減。

 

処方された薬を昼と夜2回飲んだ。

 

 

 

 

その夜私に異変が、、、

 

夜10時頃 トイレに行きたくなって部屋を出た所で意識が途絶えた。

 

長男が「父ちゃん 父ちゃん 大丈夫ね」の声にやっと気付く。

 

階段を下りる手前の踊り場で倒れたようだ。

 

下りてる最中だったら転げ落ちてたかも知れない、危なかった。

 

ドーンと音がしたので直ぐ横の部屋にいた息子が気付いて助けてくれた。

 

何度呼んでも頬を叩いても私が目を見開いたまま起きないのでびっくり

 

これはもう親父は終わったと思って救急車を呼んだそうだ。

 

私が気付いた時 息子がタオルで私の汗を拭いてくれてたんだが

 

辺り床一面、水を撒いたかの様に汗がジュッポリと溜まっていたのにはびっくり。

 

ほんと大げさで無く数分間にこんな大量の汗が噴き出るのかと思う位、、

 

私は一瞬 トイレに行こうとしてたのを思い出して

 

これって俺の小便かと 気絶した拍子にしかぶったと思った。

 

でもパジャマの股間は濡れてないし やっぱり汗かとちょっとホッとした。

 

直ぐに救急車が来て隊員さんが側まで来て 色々質問される。

 

その前に気分は良くないし ちょっとトイレに行かせてくださいと

 

隊員さんに支えられて一階のトイレに行き少し下痢気味の便が出て

 

すると「おとうさん大丈夫ですか?」「便は黒いですか?」

 

「すみません もうちょっとで終わるので、、」と待ってもらう。

 

漸く廊下に出ると「気分は?吐き気は?」

 

「ああ便は黒っぽかったです」

 

正直言って もうこのまま横になってた方が落ち着くような気がするし

 

こんな状態で車に乗りたくないと伝えると

 

「ゆっくり行きますので大丈夫です」と言われ

 

結局そのまま病院直行となったのである。

 

やはり失神して倒れてるので頭を打ったりしてたら危ないので

 

検査を受けたが良いとの事だった。

 

こうなった原因は良く分からない、医院で処方された薬も

 

隊員の方に渡して病院で検査して貰う事になった。

 

長男もコロナなのに病院へ付いて来てくれると言う。

 

陽性なので中には入れず駐車場で待つらしい。

 

 

 

 

救急病棟に着いたのは23時過ぎ。

 

もう大分私が落ち着いてるので緊急性は無いと判断されたみたいで

 

点滴といろいろな質問、 体中のレントゲン検査 頭部CT検査等

 

結構時間が掛かって時計を見ると 既に1時半を回ろうとしている。

 

息子が外で待ちわびてるだろうなと心配になる。

 

すると担当医師が「不動さん結果は異常なしでした、帰りはどうされます?」と言う。

 

「ああ息子が駐車場に待ってます」と言うと 女性看護師さんが

 

「息子さんもコロナで気分が悪いので帰ると言われました、

 

不動さんにはタクシーで帰ってもらうと助かると言われたそうです」との事。

 

そうだよね 体調が悪いのにすまなかったな ありがとうと心で礼を言う。

 

「じゃあ会計の手続きを済まされてタクシーが来るまでお待ちになってください」

 

「あらら 俺お金全然持ってきてない、どうしよう」

 

「ひとまず会計で手続きをされて下さい、」

 

1週間以内に支払うと言う誓約書を書いて手続きを終わり

 

タクシーで自宅までやっと帰り着く。

 

タクシーの運転手さんにも待って貰って代金を取りに行こうとしたら

 

息子がいち早く出てきて支払いを済ませてくれたのだった。

 

もちろん息子には今日のお礼と代金はちゃんと払ったよ。

 

 

 

今日6/7現在 コロナの症状は大分楽にはなったがまだ油断出来ない。

 

ワクチンは7回も接種したのにって看護師さんに言うと

 

だからこの程度で済んだんですよと前向きに言われたよ。

 

コロナで運ばれてくる人は皆ぐったりされてるんですよとも言われた。

 

でも 初めて罹ったコロナで こんなに振り回されるなんて思いもしなかった。

 

改めてコロナの怖さを思い知らされた出来事でした。