結節 | umetarouのブログ

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医療現場でよく聞く「結節」って何?健診で見つかっても慌てないための超入門ガイド

 

こんにちは!看護師の僕です。

 

皆さんは健康診断や病院で「結節(けっせつ)」という言葉を聞いたことがありますか?

甲状腺に結節が…」「肺に小さな結節が…」なんて言われると、「え、それってガンのこと?!」って一瞬ドキッとしますよね。

僕も看護師としてこの言葉を使いますが、実は学生時代は**ポリープとどう違うの?**ってモヤモヤしていた一人です(笑)。

でも大丈夫!「結節」は、必ずしも悪いものじゃないんです。

 

簡単に言うと、体の中にできた「小さな、触れることができる硬いしこり」のこと。専門的な定義でいうと、だいたい直径1〜3cm程度のものを指します。

今回は、この「結節」について、僕と一緒に正しい知識を身につけましょう!


 

結節の3つのメリット?知っておくと安心な「結節の見つけ方」

 

「え、結節にメリットがあるの?」と思われるかもしれませんが、ここでいうメリットは「結節を見つけることで得られる安心感」のこと。もし結節が見つかっても、以下の3つの知識を持っていれば、落ち着いて次のステップに進めますよ。

 

1. メリット:良性である可能性の方が高い!

 

「結節」と診断されたもののうち、多くは良性です。良性とは、がんではないしこりのこと。

例えば、女性に多い甲状腺結節や、皮膚の下にできる**粉瘤(アテローム)**などが代表的です。良性の場合は、基本的に経過観察でOK。すぐに手術!なんてことにはなりません。健診で発見される結節の多くは、この「良性」に分類されます。

 

2. メリット:ポリープとの違いで危険度を判断できる

 

以前の会話でもありましたが、結節とよく間違われるのが「ポリープ」です。

  • 結節組織が異常に増えてできた硬いしこり全般(皮膚、肺、甲状腺など)

  • ポリープ胃や大腸など「粘膜」から突き出た、きのこ状・いぼ状の隆起

特に大腸ポリープのように、一部が将来的にがん化するリスクがあるものと、硬いしこりとして発見される結節は、発生する場所や成り立ちが全く違います。医師は、その形や場所から危険性を判断しているんです。

この違いを知っているだけで、「単なる隆起か、組織の塊か」という判断材料が増え、少し冷静になれます。

 

3. メリット:早期発見のチャンスになる

 

もし結節が悪性(がん)だったとしても、小さいうちに画像検査で見つかることが非常に重要です。特に肺結節などは、自覚症状が出にくいことが多いです。

 

健診のCTなどで「小さな影=結節」として見つかることで、治療成功率の高い早期の段階で対処できるという、最高のメリットがあります。健診を受けている自分を褒めてあげてくださいね!


 

結節のデメリット:結局、良性か悪性か「すぐには分からない」

 

結節のデメリットは、良性であれ悪性であれ、発見された直後は**「これが何なのか」の確証が得られない**ことです。

 

最終的に良性か悪性かを確定するには、

  1. **画像診断(CT、エコーなど)**で形や性質を詳しく見る

  2. **組織検査(生検)**で細胞の一部を採取して顕微鏡で調べる

というステップが必要です。この「結果を待つ間」が、一番心理的な負担になります。「良性でしょう」と言われても、心のどこかでモヤモヤしてしまうのは仕方ありません。

 

だからこそ、不安な時は一人で抱え込まず、旦那さんや家族、専門家に相談しましょうね。


 

まとめ:結節を見つけたら、まず「良性が多い」と深呼吸!

 

いかがでしたか?

「結節」は、体の組織が増えた結果できた、比較的小さな硬いしこりのこと。怖い響きですが、ほとんどは良性で、もし悪性だったとしても早期発見の大きなチャンスです。

 

健診結果に「結節」の文字があっても、慌てずに「まずは良性が多いんだな」と深呼吸して、医師の指示通りに精密検査や経過観察に進んでください。

僕たち看護師も、皆さんの心のケアを含めて全力でサポートします!