映画 悪い夏 | umetarouのブログ

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タイトル:あなたの夏は大丈夫?映画『悪い夏』が問いかける「正義」の行方

 

夏といえば、海、花火、そして…恐ろしい映画?いえいえ、今回ご紹介するのは、心にじんわりと重く響くサスペンス映画『悪い夏』です。

「アマプラで観たよ」という方も多いかもしれませんね。私も先日鑑賞して、その衝撃的な展開と、主人公に感情移入してしまうリアルさに、思わず唸ってしまいました。

 

不正を「見て見ぬふり」したとき、私たちの人生はどうなってしまうのか。この映画は、そんな身近な問いを投げかけてきます。

 

【映画『悪い夏』とは?】

本作は、染井為人さんの同名小説を原作とした社会派サスペンスです。

 

主演は、現在放送中の朝ドラ『あんぱん』でも注目を集める北村匠海さんと、若手実力派として数々の賞を受賞している河合優実さん。

 

物語は、市役所の生活保護課で働く真面目な公務員、佐々木守(北村匠海)が、一人のシングルマザー、林野愛美(河合優実)と出会うところから始まります。

 

彼女の生活状況を改善しようと奔走する佐々木でしたが、次第に不正の匂いを嗅ぎつけ、彼女の巧妙な策略に巻き込まれていきます。そして、たった一つの選択が、彼の人生を決定的に狂わせていくことに……。

 

【ネタバレなし!ここが面白い!】

この映画の最大の魅力は、なんといっても**「リアルさ」**です。

  • 登場人物のリアルさ

    主人公の佐々木は、私たちと同じように、正義感と保身の間で揺れ動く普通の青年です。彼が抱く葛藤や恐怖は、決して他人事とは思えません。また、河合優実さん演じる林野愛美も、ただの悪人として描かれているわけではありません。彼女の行動の裏にある、生き抜くためのしたたかさや絶望が感じられ、観る者を複雑な気持ちにさせます。

  • 社会問題のリアルさ

    映画の中で描かれる生活保護制度の闇や貧困ビジネスは、フィクションでありながら、まるで現実に起こっていることのように生々しく描かれています。観終わった後、私たちは「不正を許すとどうなるか」というテーマだけでなく、「なぜ不正が起こるのか」「当事者になったらどうするのか」といった、より深い問いを投げかけられるでしょう。

  • 役者の演技力

    特に、北村匠海さんと河合優実さんの演技は必見です。真面目な青年が徐々に追い詰められ、表情が失われていく様子を繊細に演じる北村さんと、観る者を翻弄する強烈な存在感を放つ河合さん。朝ドラの爽やかな役柄とは全く違う一面を見せており、その演技の振り幅には驚かされます。

【まとめ】

『悪い夏』は、ただのサスペンス映画ではありません。私たちの心の奥底に潜む「弱さ」や「葛藤」を浮き彫りにする、人間の本質を描いた作品です。

 

正直、見終わった後にスッキリするような話ではありません。でも、自分自身の倫理観や、社会との向き合い方を改めて考えるきっかけを与えてくれる、価値ある一本だと思います。

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