アメリカ合衆国の初期(18世紀後半)に トーマス・ジェファーソンという政治家がいました。
アメリカ独立宣言を起草した人で、19世紀初頭には第3代の大統領に就任しています。
数々の名言を残していますが、有名なものは下記の文言ですね。
「新聞の無い政府」と「政府の無い新聞」のどちらを選ぶとしたら、私は後者(政府の無い新聞)を選ぶ。
なるほどね。
アメリカ独立戦争や フランス革命の時代。「時の権力に立ち向かう新聞」 ってなわけね。
で 200年後の今。
「新聞の無い政府」はありうる。 中国などは 実質この状態だもの。
「政府の無い新聞」はありえない。 政府が無ければ 新聞も無いよ。
この ネットの時代、新聞(テレビも含む)は 曲がり角に差し掛かっており、危機が表面化し始めたようです。
確かに、ネット媒体に顧客層(新聞の読者)を取られてしまったことが主要因ですが、新聞の持つ もうひとつのマイナス面 も見逃せません。
それについても、トーマス・ジェファーソンが言及済みなんですよ。
新聞を読まない人の方が、読んでいる人よりも 正しく物事を認識できる。
新聞を読まない人は、新聞の嘘偽りに染まった人よりも真実に近い。