2024年度河内音頭八尾フェスタレポート | 梅の浪花守り隊Z(ゼータ)

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みなさん、相撲の大阪場所は七日目となりました。相撲の大阪場所には鯛の雀寿司が似合うと言っているのは誰ですか?今年の春は雨ばかり、だから、相撲の春場所は雀寿司なんですね。誰かさんが相撲の本場所に雨が降ると棒寿司が相性いいらしいと決めていたものです。さて、本日は八尾プリズムホールにて開催された河内音頭八尾フェスタのアフターレポートをお送りします。

 

開演前にロビーでは実際に河内音頭の櫓で使われている太鼓の体験会が行われていました。

 

まずは八尾子供河内音頭大使のみなさんの河内音頭からスタート、今年で、今回のステージを演じた三人の子供音頭大使は三年間の役割を終え、卒業することに。次にステージに立つのは誰かな?八尾子供河内音頭大使は八尾各地で行われる河内音頭関連のイベントに出てくるので、新しい世代の活躍も見逃せない!

 

 

続いては名人たちの競演、舞台音頭の世界に没入しましょう。今年は八常正月師匠が休演したのは残念ですが・・・

舞台音頭の出演は日吉家保若師匠、大和家石勝師匠、鳴門家寿々佳ちゃん、久乃家勝春師匠、西ひとみちゃん、初音家豊若師匠、三好家肇師匠、天龍小若丸師匠。以上となっております、それぞれが趣向を凝らした演出もあって、小若丸師匠はまるで、お芝居を演じているような迫真の演技が印象的でした。なんせ、外題が「無法松の一生」だから、祇園祭のシチュエーションを強調するにはそれぐらいのパワーが必要だったのかもしれません。今年はすずかちゃんだけでなく、三好家肇師匠も教卓と飾り幕。この舞台装置は元々、浪曲でも見られるもので、舞台音頭の場合は江州音頭によく見られる。でも、河内音頭は浪曲の節が入ることもあるので河内音頭と浪曲のつながりがうかがえます。とにかく、音頭は「語り物」であります。花街の母や相撲仁義という上方物、相撲の春場所中で河内音頭でも相撲ネタがかかり、偶然「ベストマッチ」なラインナップでした。島の内の「花街の母」も上方の芸妓のぬくもりあふれていてふわふわしてきます

さて、来年の大阪万博を控え、河内音頭は次なるステージへ向かいつつあります。今年の河内音頭八尾フェスタ、最初から最後まで舞台音頭の世界にしっかり没入してきました。夏の盆踊での櫓音頭もいいけどこうした大きな劇場で演じる語り物としての河内音頭も舞台芸術の一つとして没入できるのです。本日は河内音頭八尾フェスタのアフターレポートをお送りしました