いよいよ年の瀬ですね
サラマの12月は…実は
なかなか辛かったです
遡ること1ヶ月前、発端は11月末のこの時。
えっ、もう1ヶ月も前なの
この日、
珍しく発熱したサラマは、キッズの夕飯含めた夕方の世話をすべて夫に丸投げしてベッドに倒れ込んでいたのですけれども、その夜デンちゃんが起き上がる。
え、どうしたのどうしたの。
おなか痛いだなんて君ふだん言わないじゃん?
リビング行く?
なんて思ったとたんに、
え、え、え、え。
デンちゃんが吐いたー!!!
子供の嘔吐って珍しいことではないのかもしれません。
が、アフリカ子育てにおいて「病院の世話にかかる」ことなきよう極度に気を付けていた私は、幸運なことに、我が子を嘔吐という状況に持っていかずにすんだのでした。
ラッキーケニ子はもうすぐ6歳になろうというのに、現在まで嘔吐を経験したことがないんですよね。
が、デンちゃん3歳は、夜中に起きだしてかますという鮮烈なゲロデビュー
時は深夜。
もしも我々が日本にいたならば、母は「明日酷かったら病院へ行こう」だなんて悠長に構えていられるのですが、ここはなんてったって病院へのアクセスが激的に難しいデンマーク。
長い海外生活で私のなかに「早め早めに動かなければ一大事になる」という思い込みがインプットされています
普通、嘔吐、腹痛、ときたら胃腸炎を疑うのが標準的な流れなのでしょう。
いや私もそうでないかと思ってはいるよ。
ただ、病院にありつきにく身からすると、もしもそうでなかった場合の被害が甚大であるがゆえに一番深刻な場合を勘案して動きたいのです。
なにを勘案するかって?
そらもう突発性の腸重積症よ
幼児期に起こる「お腹のなかで腸と腸が重なって閉塞してしまう」症状で、起こる確率事態は高くはないものの嘔吐+一定間隔のある周期的な腹痛+血便がそろったら疑わねばなりません。
発症から時間が早ければ早いほど処置もカンタンで済むのですが、対応が遅れると腸が壊死したり、わりと大掛かりな処置になってくる印象です。
腸重積はサラマがケニアでケニ子を育てるうえで最も注意していた幼児の疾患のひとつで、万が一の時には病院で単身大立ち回りをやらかしてもケニ子の命を救わねばと発症してもいない腸重積の予行演習を1人脳内で繰り広げながら毎日を暮らしていたわ。
それだけ予行演習を重ねていた私にとってはデンちゃんについても腸重積が視野に入ってきてしまいピリッと緊張が走る
腹を触り(張っていないし、特にかたいところもない)、本当に一定期間ごとに腹痛を訴えやしないか、記録を始める。
次に便がでる時に便の色をチェックして、血が混じったりしてたらば速攻でナース相談ダイヤルに電話しよう。
なんなら状況によっては勇気を出して救急車呼ぼう。
たとえ「神経質で頭のおかしい日本人」と思われようとも、自分の命よりも大切な我が子、デンマーク中のデンマーク人からどんなに責められようとも病院に突っ込むことを心に決めて、デンちゃんの便タイミングを待つ。
これ便タイミングは朝だろうか?
私心配で眠れない。
と思いきや、意外と早いタイミングで「うんち行きたい」と言い出すデンちゃん
よっしゃきた!
うちは便器のデザイン上、トイレで排便されたら内容物を確認しにくいのですよね。
というわけで、広告の束から一枚引き抜きその上で用を足せと命じる母。
意外にも恥じらう3歳男児。
ほまえ!!
この分からず屋!!
いいからこの広告の上でやるのよ!!
サンタさんがみてるよッッ!!!
と夜中にひと悶着やりながらも、ああ私たちがもし日本に住んでいれば…(いつものヤツなので以下省略)と、ちょっとした体調不良のたびに毎回大騒ぎせねばならぬわが身を想い落ち込む。
が、落ち込んでる暇はない。
血だ。
便に血が混じっていないかくまなく探すのだ私よ。
ホッ…
NOT血便。
一気に解ける緊張。
まあ、腸重積だって、いきなりから症状が出そろうわけではないと聞いたし、このあと腹痛を訴えるタイミングがあるかどうか、注視しておかなければなりませんね。
万が一にも見逃すことがあってもいけないと思いデンちゃんを縦だっこのまま迎える朝。
結局デンちゃんがそれ以降朝までに腹痛を訴えることはなく私のなかで腸重積の可能性は完全に除外されたのでした。
しかし、そこから白色便地獄
ロタだ、ロタ。
見事に白い。さすが白痢と呼ばれるだけある。
当然幼稚園はお休みです。
ウィルスであれば薬も効かない。
となるとかかりつけ医にアポ取る意味はなく、医療につながることはあきらめたサラマはただひたすら自宅で便の色が戻るのを待っておりました。
12月はサンタ業せねばならぬし、
夫がいまだ忙しくほぼワンオペなのでできれば幼稚園に行ってほしかった
しかも、デンちゃん元気。
便が下痢状で白いということを除けばすべてが普段通り。
もう腹痛を訴えることもなく。
そりゃ、我が子の体調がいいに越したことはないわけですが、
嗚呼、ほんまはよ便の色元通りになって…
アメブロにて #ロタウィルス 検索して経験談を読み漁ったところによると、だいたい、みんな発症から4日5日ほどで便の色が戻ってくるようです。
で、デンちゃんも、確かに、夜中に起きて嘔吐してから4日後ほどに、便が元の状態に近づいていきました。
結局は万全を期すためにまるっと一週間休ませ、便の状態が連続で元通りになっていることを確認したあとになって登園を再開したのが12月の第三週目。
登園再開した日とその翌日は、体調崩れて呼び出しがかかったりしやしないかと携帯電話を気にしながら過ごしましたが、幼稚園からお迎え要請はありません。
帰宅後の様子も問題なさそうです。
というわけで、私も生活を通常モードに戻そうと久しぶりにジムに行った登園再開後3日目。
運動着に着替え終わって「今からウォームアップしよー」ってなタイミングで携帯が鳴る。
あれ?
幼稚園から着信?
え…
嫌な予感…
と思いながら電話に出るとですね、園の先生から、
もう、着替えたところをさらにまたもとの格好に着替え直して幼稚園にお迎えに向かいましたよね
デンちゃんなんとロタウィルスから回復して3日で別のウィルスをもらってくるという。
恐るべし3歳、ウィルスに対しての来るもの拒まず感ハンパない。
1週間ロタで下痢して、そこから3日だけ通常モード、さらにお次は2週間近く今度はアストロウィルスで下痢するという。
※二度目の下痢、便検査して本日ウィルス名通達がありましました。
そういうわけで12月はほぼ家で過ごしたデンちゃん。
私がサンタさん業に割けたのはたったの1日。
ケニ子ぴんが欲しがっていたものを手配したり探したりする余裕はありませんでした
毎年楽しみにしているferm livingの今年のクリスマス内装も、デンちゃん連れて引きこもっていたから今年は見に行けていません。
まあ、そういうこともありますよね。
子供が一ヶ月間(特効薬のない)ウィルス性の下痢状態なんてことも長い母親人生にはありますよね。
こういうのをこなしているワーママさんたち尊敬します。
また母親としての経験をひとつ積ませてもらった2023年の冬でございました。
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デンマークの冬を越えるため、サウナ付きジムに通っている私です。
湯に浸かる日本の習慣って、ほんっとうに素晴らしい。
サウナなかったらこの冬も私の身体ヤバかったと思います。