預け入れ荷物の制限は、発着が北米か、ヨーロッパか、アフリカか、によって違います
今回はヨーロッパ線エコノミーで我々が好む1人につき23kg×2個規定について話します。
うちは4人家族なので規定上往路も復路も23kg×8個を伴う移動が許容されることになります。
が、これまでに述べたように、往路(デンマークから日本)は基本的にハードのスーツケースひとつで動くことにしているんですよね。
<往路>
で、
復路には持っていったスーツケース1個(23kg以内)に段ボール23kg×7個を加えて戻ってきます。
<復路>
つまり、
4人家族の我が家において一回の一時帰国に動かせる"モノ"は184kg(23kg×2個を4人分)となります。
けっこうな量持ってけるじゃん、とお思いでしょうか。
意外とそうでもないのです。
和食中心の我が家、お米などは1ヶ月で20kg程度消費します
同等量の米をデンマークで購入すると20kgで約27,000円。
つまり毎月のお米代に27,000円支払うことになる。
となると、年間32万円がお米のみに消えていく計算になるのです
しかも格別に美味ってわけではない。
でも手に入るだけいいのかもしれません。
私が住んでいた当時のケニアについて言うならば韓国製のお米は不定期的に手に入りましたが日本米なんて夢のそのまた夢。米を食べたい人はタイ米でしのぐしかありませんでしたもんね
和食派のサラマに米は必須。
そういうわけで日本米だけで最低でも40kgくらいは持って帰りたいのです。
子供の絵本も重い
うちは、日本語教育を諦めていないタイプの家庭なので、日本語の絵本も一回の帰国で30冊-50冊程度買っていきます。10kgから15kg相当。
つまり、184kg持って帰れると聞くとけっこうたくさん動かせる印象があるかと思いますが、実際はお米と絵本だけで最低60kgくらい、つまり184kgの三分の一が埋まってしまう
そこに味噌を10kg分、醤油5kg分追加すると、75kg。
納得いくクオリティの昆布、鰹節、煮干し。
日本でしか手に入らない麵つゆ。
日本でしか手に入らない切り干し大根、ヒジキ、塩昆布。
カレールー、梅干し、柚子胡椒、麹。
100kgなんてすぐ到達
そして、
忘れてはならないのは、日本でしか手に入らないサラマの服…!!
サラマは身長158cm程度。
デンマーク人女性に比べると圧倒的に小さい。
デンマークで着こなせる服など、ない。
下着などは確実に無理。
スペインやフランスとなると自分に合うサイズの服があるのでショッピングも楽しいんですわ
しかしデンマークにおける私の選択肢はティーンエイジャー服にしかありません。
ティーンエイジャー服、おうちウェアならまだしもヨソ行きは厳しい。
だって
背丈がティーンエイジャーでももう顔がティーンエイジャーじゃないんだもん
罰ゲームや。
ケニアではというと、
マダムたちの服はケニア人を美しく魅せるための服であってもとより平たい顔の私が着こなせるような代物ではない。
そういうわけでサラマのような158cmアジア人がきちんとした場に出て恥ずかしくない恰好をしようと思うならば、日本で自分の洋服を入手する以外にテがないのが現状でございます
結論として、我が家のように海外にいながら日本の食生活と日本語の教育を諦めたくない日本人家庭で、ヨメさんが世界中の服を着こなせるモデル体型ではない標準的なジャパニーズの場合、180kg程度の荷物というのはそこまで大した量ではないという話なんです。
そんな状況下に180kgのうちの40kgをスーツケース自体の重さに割くなどもったくなくてとてもではないができぬ…!
次回、実際の段ボール荷物づくりについて
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