前回↓↓
夫が「日本に帰りたい」と言い出してから即航空券を押さえた私たち
しかも!
期待もしていなかったのにミュンヘン乗り換えのANA。
ルフトハンザのサイトで買ったのですが調べると実質ANA。
なんたることでしょう。
これ楽勝モードじゃんよ
ケニ子のプレイデイトがなければ、私たちは言い出してから24時間以内の飛行機を予約していたに違いありません。
が、ケニ子に予定があったがゆえにデンマークを発つまでに2晩という時間の猶予ができた私たち。
デンマークから日本に帰るとなると、スムーズな1回乗り換えを含む便でもだいたい15時間。
空港までの移動や手続きにとられる時間をみておくとだいたい20時間拘束を目安にしている私たちです。
まあ、片道でほぼ一日つぶれるって考えておくといい感じ。
2晩の猶予はアリかなって思いました。
身動き取れなくなる20時間拘束の前に段取りしておくことにより到着後の日本でスムーズにいくマターは多く、日本に向けて心は逸れども、翌朝出発でなく明後日出発にすることで、いろんな根回しが可能に
子供を寝かしつけたあとは、アマゾンに楽天に、ひたすらネット注文。
そして地元の友達との予定を詰め込む。
皆が寝静まったあとに、起き出して国際電話で病院関係の電話予約。
8月1日に日本を発たなければならないとなると、
日本にいられるのは、2週間+α。
滞在中には、キッズ二人分の耳鼻科、キッズ二人分の眼科、私の眼科、私のレディースドック、デンちゃんの小児科。
できれば歯科チェックも入れたい。
日本の夏の醍醐味である花火したい、海連れて行ってあげたい。
キャンプ行きたい、BBQしたい。
焼き肉も食べたい、お寿司もお刺身も食べたい。
数ヶ月前からじわじわと「ああ、もうすぐ日本に帰るんだなあ」と嚙み締めながら過ごすいつもの帰国と違い、降ってわいた突然のありがたいチャンスに興奮しすぎて神経がついていかなかったのか、明け方になっても眠れないサラマ。
7月7日に夏休み中三食賄うことを目論んで買った食材たち。
冷凍できない部分を出発までの2日間で食べきるべく、翌日から食卓がやたら豪華に
しかもモチベーションとしてはただ消費するためだけという…
ホント言うと夫には7月7日にアジア食材店で色々と買い込む前に帰るって言ってほしかった。
ただでさえ物価高の北欧、日本食材は輸入品にあたり特に高いわけで、日本で買えるものは日本で買って持ってくるようにするだけで数ヶ月で5万円とか10万円とか食費が浮くわけです
でも、
「なんで早う言うてくれんかったん日本食、高いのにこっちでめっちゃ買っちゃったじゃんよ」
なんて夫にバカなこと言わない私。
不毛。
「ほんなら、やっぱり帰国するのやめる?」
なんて尋ねられたって答えは決まってますもん。
帰国しないっていう選択肢がない。
急に二週間+αも家をあけるとなり、掃除に精を出す出発前日。
キッズのテンションも高まり、
迎えた当日は、
みーーーんなでキャイキャイ言いながら空港に到着
夫は半休とって我々を空港まで送ってきてくれました。私は、この日のこの時の自分の盛り上がりと空港までの光景を一生忘れない。
気持ちが逸る!!!
早く空港に着いて!
私たちを日本行きの飛行機に乗せて!!!
デンマークのカストルプ空港。
いつも通り自動発券機に向かう私たち家族。
ちなみにカストルプ空港は、国際線カウンターにおいてさえグランドスタッフがほとんど配置されていません。
ビジネスやファーストクラス乗客のために最低限のスタッフがいるだけで、エコノミーの乗客は無人の自動発券機(ものすごい数設置されている)で己のチケット発券し、セルフで荷物を預けるのがデフォでございます
慣れた操作のはずなんですけれど、この日は自動発券機がおかしかった。
おかしいな?
いつもスムーズに発券できるのにな?
私おかしなボタン押しちゃった???
まあ、いい。
たまたまこの自動発券機が壊れてるのかもしれない。
でもこのマシンが「スタッフと直接話せ」求めてくるんだからカウンターに行こう。
今から晴れて日本に帰るってのに、こんなチマチマ画面つついてられるかってーの。
私を早く免税エリアに通してちょうだい、日本のみんなにお土産買うんだからあ!
みたいな気持ちで、自動発券できなかった事実をややシメシメと捉えつつカウンターを振り返ったら、確かにいつもよりも多めにスタッフがカウンターにいるのが見えるのでした。
でも、あれ?
ルフトハンザのカウンターのところ、搭乗予定のお客さんがスタッフとなんだか揉めている…?ような?
気のせい?
ああ、揉めてはないのか?なにか困って相談している?
あの人、なんかトラブルあったのかな?
なんて思い、私もルフトハンザのカウンターに近づいていったのです。
幸い列はなく、
前のお客さんがハケて、カウンターが空いたので、「ハロー」なんて言いながら座っている男性スタッフにEチケットを見せる。
私:
「セルフチェックインしようとしていたら、機械が動かなくなり、<有人カウンター>まで行くようにとメッセージが出たのでこちらまで来たのですが…」
差し出したEチケットを受け取り、キーボードを叩きつつ、途端に難しい顔になるフランス語訛りの男性スタッフ。
スタッフ:
「フム…あっ…そうか……そういうことか……ちょっと待ってくださいね…えっと…えっと…」
と、非常に気になる独り言を垂れ流しながら画面を食い入るように見るではありませんか。
え、なんなんww
気になるじゃんよ!
待てと言われたくせに、サラマってば待てない人なので、
私:
「え?なになに?トラブルですか?」
サラマの言葉を手で制止し、無言でキーボードをたたき続けるスタッフ。
私:
「いつならしゃべっていいですか?」
お黙り!ww
スタッフ:
「いや、えっと… I believe it should be OK…、でもですね、残念ながら、
この時の私の衝撃と言ったら
ハンマーで殴られたとはまさにこのことで、2晩まともに寝ていなかったので余計に、足元から崩れ落ちるような気持になりました。
③へ続きます