
|・)… (店番中)
( `m´)つ|ガラッ
( `m´) 「…さて 娘さん
本日も 霊脈に関してであります。」
|・)…
( `m´) 「…日本の大衆仙道というのは
戦中~戦後の根性論などの深刻影響から
仙道を表面的に解釈して それを努力と根性で実現しようとして
逆に 奇怪な方向に指導したり 進んでいると見える事が しばしばあります。」
( `m´) 「…例えば 高藤が 弟子を灰皿で殴ったというエピソードがありますが
弟子は師の反映である上に
もし 真に弟子を進歩させようとするならば 灰皿で殴る必要もなく
霊脈を開通させる事に集中させれば 充分だったと思われます。」
( `m´) 「…霊脈は 荒行やしごきで開通するものではないので
灰皿で殴っても意味は無く
暴力を振るう 仙道指導者というのは 疑わしいと見て間違いないようです。」
( `m´) 「…例えば 神通力の最も高度なものに 漏尽通がありますが
これは 最も基本となる霊脈が開通してからでないと 現れないとされます。
真一が覚醒するのは その中脈が開いてからであり、
真一が覚醒してから 漏尽通に至る事ができるようです。」
( `m´) 「…また 中脈=成仏・解脱の道とされ
それが開通している人間は 色々と凡人と異なる特徴が現れるとされ、
中脈(身体をまっすぐ貫く最基本の霊脈)が開けた人は
・霊感が発現し
・凡俗とは全く異なる超俗的性質を示し
・目に光があり
・執着や欲・煩悩が減り
・思考が鋭くなり
・胃腸が活発に動き
・瞑想や静座している時に 上方に引っ張り上げられるような感覚が生じるとされます。」
( `m´) 「…ですので 仙道商売をやっている人間というのは
霊脈が開けてませんので 俗っぽい雰囲気・商売っ気が抜けなかったりします。」
( `m´) 「…仙道は 陰魄を除いて 純陽に向かう道ですが
陰魄を除けるのは 中脈が開通してから可能になるとされます。」
( `m´) 「…そして 奇魂をある程度増長させて 智徳が一定の質量になると
仏教で謂う所の 般若となるとされます。
それでは 般若智に至る法を。
剣印を結んで誦します。」
「オン・ノウキョセイナ。」
(大 物 主)
( `m´) 「…般若の上には 抗日智があり それを開発しなくてはいけない。」
|・)
(大 物 主)
|ミ サッ (`m´ ) 「そのようにして 大抗日如来に至る!!!!!!!」