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今回紹介させて頂きます帯は、四世紀から十世紀頃までのエジプトにおける
“ 染織品のコプト裂 ” をモチーフにしています。
文様としては、人物、円文、幾何などを素朴様式でまとめた独特のデザインで
世界の古代染織において、その様式は傑出していると言われています。
≪ コプト裂丸文 ≫ こぷときれまるもん
「 コプト裂 」 は帯地のデザインとしては古くから用いられていますが “ 光沢の
ない洒落物 ” として製作されることが一般的でした。
弊社の 「 コプト裂段文 」 は洒落た中にも品格を持たす為に、土台となる生地に
「 引箔 」 を用いており “ 微かな光沢 ” を持たせ、セミフォーマルにも対応させています。
【 生地 】 は、名物裂の中でも、糸目の紗の軽やかさに気品ある明るさが加わった
格調高い “ 上代紗 ” をイメージして、弊社が現代の西陣織の技術を駆使し、帯地
として表現したものです。
“ 名物裂 ” とは、安土桃山時代、茶の湯の発達に伴い書画、茶器の名物といわれる
ものに付随して制作された “ 表装裂や袋裂 ” をいいます。
古くは足利義満時代で、最も新しいものでも江戸中期のものといわれる金襴、銀襴、緞子
などに代表される “ 名物裂 ” は、我が国の染織工芸に大きな影響を及ぼしたものです。
上の写真は 【 別腹文 】 下を半分程隠して頂いたら、それがお腹の場所にくるイメージです
【 参考本 】
【 色無地 】【 小紋 】にも合わせて頂けます
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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