【 訪問着用帯 】 106 ≪ 織成市松文 ≫ | umegakiorimono ときどき日記

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京都西陣の織元梅垣織物が ≪ 作り手の気持ちを伝える為に “ 西陣織帯地 ”や“ 西陣の事 ”
そして “ 美味しいお店やちょっとした出来事 ” ≫ を紹介させて頂く日記です。
 
『 和装や京都に興味のある方は、是非ご覧ください 』

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今回紹介させて頂きます帯は 「 七条織成樹皮色袈裟 」 に用いられた “ 織成地 ” を
モチーフにしています。

「 織成 」 ( しょくせい ) とは、正倉院の北倉に収められている 「 七条織成樹皮色袈裟 」 に
用いられている綴織の一種で “ 平組織の織物組織 ” です。
「 織成 」 の特徴は、経糸 ( 縦糸 ) に対して、次に通る基本的な緯糸 ( 横糸 ) に加え
一越 ( ひとこし・例えば右から左に糸が通る一段の事 ) ごとに、幅いっぱい貫通する別の
やや細い異なった緯糸 ( 横糸 ) も通されています。

このような緯糸 ( 横糸 ) を併用した綴織は、この「 七条織成樹皮色袈裟 」 以外には
我が国にはもちろん中国にも違例がありません。

   

               ≪ 織成市松文 ≫ しょくせいいちまつもん

   

弊社の 「 織成市松文 」 は 「 七条織成樹皮色袈裟 」 に用いられた織成地をモチーフに
平織でありながら変化にとんだ生地を作り上げ、それを土台に 「 引箔 」 を用いる事で
力強くまた光沢のある帯地にしています。

           

   力強い織成地と光沢のある 「 引箔 」 という異質な素材、組織の併用が
   「 織成市松文 」 の特徴です

   

                ( 画像でお伝えできないのが残念です )

           

              【 付下げ 】【 色無地 】にも合わせて頂けます

   

色違いをご覧くださる場合は、右をクリックして下さい  ≪ 織成市松文 ≫ ( 薄紫 )

難しい説明になってしまい、すみません。“ 帯の写真 ” だけでも、お楽しみ頂けたら嬉しいです。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。 


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