徳積堂(2021/4/26) | umedastyleなAV生活

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竹スピーカーKaguyaの情報、開発裏話など、時には、脱線することも

 

24日、福岡県飯塚市に完成した徳積堂に行ってきました
最初、昨年5月には完成予定が、1年近く遅れました
コロナ禍の中で、オーナーは大変ご苦労されたようですが、細部にまでこだわった、とても立派なものが出来ました

そこに、Kaguyaを使っていただいて、私はそのオープンイベントで、お客様にスピーカーの話をするようにとご招待いただきました
今回、ウーファーも持ちこんで、メインのイベントの後、試聴とお話をさせていただきました

Kaguyaは無指向性スピーカー(全方位スピーカーと言った方がわかりやすいと思います)で、その特徴として、聴く位置に関係なく良好なステレオ再生を楽しむことができる(部屋の中のどこにいても、そこで演奏している様に聴こえる)と言う事です
そして、更に、空間がつながっていれば、スピーカーの見えない、隣の部屋でも、そこで演奏している様に聴こえます
ライブハウスのドアを開けた外で聴いている様な感じです

今回、私にとっても初めての経験だったのですが、ウーファーの調整が終わり、私が持ってきた曲を色々と聞いていて、そのままテラスに出て行ったのです
驚いたことに、外でも、ほとんど室内と同じように音楽が楽しめました
何度か、部屋の中に入ったり、出たりしたのですが、音楽を聴いている感覚はシームレスです
これは、他のスピーカーを使っていては、この感覚はありません
私は、テラスに座り、色んな曲を聴いてみました
ラヴェルのオーケストラ、ジャズコーラス、エンヤのボーカル、何を聴いても、自然の中に溶け込んでいる
池とその向こうに広がる景色を見ながら、その全体が音楽の中にあると言う感覚
テラスに普通のスピーカーを持ち出して聴いてみても、音楽と景色が一体になると言う感覚はないと思います
これは、徳積堂とKaguyaの組み合わせで感じることが出来るものす
優しい風を感じながら聴くラヴェルやドビュッシー、黄昏時のスタンダードジャズ、休日のまったりとした時間のアンビエント
どれも、他では味わえない音楽体験だと思います