竹スピーカーサラウンドコンサート(2020/5/24) | umedastyleなAV生活

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竹スピーカーKaguyaの情報、開発裏話など、時には、脱線することも

昨夜は新コロナウイルスライブハウス自粛の中、ロビン・デュプイさんのソロコンサートが和歌山市内LuruHallで開催されました
無観客Web配信、生で聴いているのはスタッフと関係者だけでしたが、ネットの向こうには多くの聴取の方に聴いていただいていた様です
役10年前に竹スピーカーを作り始め、和歌山城公園で毎年秋に開催される竹燈夜に参加するために16本作り、最初の年は、16本のスピーカーを4本ずつ4組にし、短いフレーズを順番に鳴らせて、その中を歩く人の周りを音が動くようにすると言うことを、2chのステレオを2組、タイミングを見て手動で同期させると言う、とても原始的な方法で実現させました

この頃から、いつか、これを使って自分の音楽を作ってくれるアーティストが現れて欲しいと思っていました

その後、この竹スピーカーを使って多くのコンサートやイベントを行ってきました
一般的なスピーカーと違い、聴く人を取り囲むような音空間はいつも好評でした

私といつも一緒に色んなイベントをやっていただいていた方、ほとんど私はお手伝いをすると言う形でしたが、何年か前に半分の8本をその方にお任せして、私は、ライブやイベントに行かせていただくことはほとんど無くなりました

高野山のふもとに住むフランス人のチェリスト、ロビン・デュプイさんの演奏は数年前に一度聴かせていただいたことがありましたが、昨年、ロビンさんご本にから突然電話をいただきました
どこかで、竹スピーカーを聴いて、「とても感動しました!!」と言うのです

最近では、私の管理していた8本のイベント用竹スピーカーはほとんど使うことは無くなっていたので、その8本を、ロビンさんに管理してもらうことにしました

先日、ロビンさんのお宅にお邪魔した時、作曲中だと言う竹スピーカーを使って音が聴いている人の周りを移動すると言う曲を少し聴かせてもらいました

そして、昨日、Luru Hallで無観客の中、完全な形で聴かせていただきました
それは世界中に発信されました
多くの方からコメントがよせられていた様です

全方位スピーカーKaguyaは音楽ファンの方に気持ちよく音楽を楽しんでいただくために、日々改善を加え、現在に至っていますが、アーティストをインスパイアさせ新しい音楽を作ってもらうと言う私のもう一つの望みが、昨夜実現したわけです

ロビンさんは、単純に音が移動すると言うことを面白く使っているわけではなく、聴く人を音宇宙に連れていってくれる素晴らしい音楽を作ってくれました

10年目にして私の望みが実現した瞬間でした
そこに、竹スピーカーを作り始めた、最初から竹スピーカー作りに係ってくれていた土橋さんが、スタッフ以外では唯一の観客として一緒に聴いてくれていたのは偶然ではないと思います