Kaguya story 3(2017/4/26) | umedastyleなAV生活

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竹スピーカーKaguyaの情報、開発裏話など、時には、脱線することも

Kaguyaには大きく二つの特徴があります
一つは自然の竹で作られていると言うこと、もう一つは無指向性スピーカーであると言うことで






竹との出会いは偶然でしたが、結果的に、スピーカーのエンクロージャーとして、竹は素晴らし



い素材でした
エンクロージャーが柔らかいと、その振動で音が濁りますが、硬くてしなやか、逆に硬すぎると



、内部の残響音が減衰しにくい
しかも内部が真円ではなく、歪なので定在波の発生が抑えられる
そして、外観は工業整品では作りだせない一つ一つがユニークな物です
乾留竹にすることにより、その長所がより良くなりました



一般的なスピーカの多くはユニットが前を向いていて指向性があります
低い音は、スピーカーの横方向にも回り込みますが、高い音は直進性が強く、つまり、スピーカ



ーに対して違う角度の位置では音が変わると言うことです(周波数特性がスピーカーに対する方



向で変わる)




それに対して、無指向性スピーカーKaguyaの場合、スピーカーに向かってどの位置でも同じ音が



聴こえます
ステレオと言うのは2つのスピーカーを使って、目の前に演奏家が居るに、音の出ている位置を感



じることが出来る様に作られたシステムです




音の位置、これを定位と言いますが、指向性のあるスピーカーを使っていては定位感を感じるの



は難しい
これは立体映画と同じで、左右両方の画像が正確に両目に見ることが出来て、立体画僧を見るこ



とが出来ます
左右でデータの伝わり方が違えば画像が二重に見えてしまいます




Kaguyaの場合、スピーカーに対して違う角度で聴いても、音は違わないですから、それでステレ



オ再生をした場合、正しい定位感を得ることが出来るわけです
良好なステレオ再生が出来ると言うことです




多くの人がKaguyaの音を聴いて
「音が優しい、聴き疲れしにくい」と感想を聞かせていただきます




立体映像も2つの映像が脳内で組み立てられ、立体を認識します
目で見ているだけではなく脳内で組み立てられ初めて立体になるわけです




ステレオグラムと言う模様の様な画像を見ていると立体に見えてくると言う画像があります
これを見ようと思うと、少し集中する必要があります
左右の目から入ってきた情報を脳が立体に組み立てるので、脳が疲れます




音も同じで、左右のスピーカーからの音のバランスが悪いとステレオ感が得られません
間違った情報からは正しい定位を組み立てることは出来ないのです




Kaguyaの場合、自然の音に非常に近く、脳は無理な組み立てをする必要がありません
だから優しい音で、聴き疲れしにくいわけです




その様な理由で、音楽を楽しむステレオ再生装置のスピーカーとしてKaguyaは優れています




また、自然の音に近いので、近くで聴いていてもうるさく感じないのに、遠く離れていても良く



聴こえると言う特徴があります
これは、レストランや喫茶店などでのBGMとしての使用にも適しています




そして、2本ではなくもっと多くのKaguyaを使用して広い場所でのイベント等で使用した場合、ま



た違った効果が得られます




竹燈夜と言うイベントで和歌山城公園の100m程の通路の両側に16本のスピーカーを並べて鳴らし



ていた時、一人の年配の女性が私のところに来てくださって「ありがとうございました 極楽浄



土に来た様です」と言ってくださいました
多くのスピーカーを使い、その中に居る時、音が空から降ってくる様に聴こえました
音が前から放射されるのではなく、その一帯が音で満たされる様な空間になる
私自身、想像もしていなかったことでした




今も、ライブやイベントなどで8本、16本の竹スピーカーを使っています




聴衆の方からは「音に包み込まれる」
演奏者の方からは「演奏していて指先の微妙なタッチまでわかる」
と好評です
聴衆と演奏者が同じ音場の中に居るわけです
これは一般的なPA装置では実現が難しいことです




現代はウォークマンやスマートフォンなどで、音楽をヘッドホンでパーソナルに楽しむ時代です
しかし、本来、音楽は空中に放たれた音をその場に居る人全員で楽しむものでした
何人もの人が同じ音の中に居ることが出来る、同じ感動の中に居ることが出来る
Kaguyaは感動を共有することのできるスピーカーです