各チームから 必ず一人は選ばれる
そのルールによって かつてその恩恵に預かった者がいる
ジャンニという子
ジャンニは とてもじゃないが選抜選手と呼べるようなレベルになかった
どちらかというと 走るのが嫌いな ポッチャリっ子 5年生の時 大三小での 練習試合の帰り 歩いて帰って来たのだが 着いて来られない たいして試合にも出ていないのに 他の低学年の子でさえ着いて行くのに・・・そんな子だった
その子が その一人枠によって選ばれた
それからだ ジャンニが変わっていったのは
選抜の主力選手には 到底なり得なかったが
選抜選手になることによって ジャンニは 自ら努力するようになっていった
誰に言われるでなく 走る事をするようになる
そして 3月卒業する頃には まあ 六年生の普通の選手には なれたかな
選抜選手に 選らばなれなければ そうならなかっただろう そう 思う
ジャンニ じゃなくても そうだ 他のチームのうまい子達と一緒にプレーするだけで 何かをつかむはずだ
そして 選ばれなくても
それを糧に出来る子もいる