カズ達は 決勝戦へと 進んだ
その日の朝から カズの意気込みは凄かったなぁ
なんとなく 話しかけずらいほど
もう じーじコーチになって 四半世紀たつんだけど 後にも先にも カズ達の代だけ
試合前に「このメンバーでやらせてくれ」と1P 2Pのメンバー割りを持ってきた
それは コーチが考えたものとは 違っていた
今までの 全ての試合 前半 カズとショウゴは別れていた
これは 順当な考えで ボール運びが出来る者がいなくては 成り立たない そう考えるから
カズ達は それでは勝てない そう肌で感じたのだろう
比較的 1P に重きをおく 開桜
そこをカズは ショウゴと戦いたかった
それは コーチも考えなくはない だがそのリスク
又 2Pに 出るメンバーへの指示などを考え出来なかった
2Pに出るメンバーの事まで考えられたメンバーそれを子供達だけで話あい決めたのだ
この提案 破棄するわけには いかない
「よし それでいけ」
その作戦は 功を奏した
カズとショウゴのいない 2P
最初の開桜の シュート リョウが ブロック
これにより 開桜の選手が 中に入りずらくなる
前半を 終わって 負けてはいるが 6点差しかつかなかったのだ
夏 28点差をつけられた それを6差まで追い上げた 十分チャンスを感じられる
そして 後半は ベストメンバーどうしの戦い
夏から 半年 開桜のレベルも当然上がっている
コート上にいる10人 ショウゴは 誰よりも旨かった
そして カズは 誰よりも熱かった
全ての ルーズボール リバウンドに飛び付き ゴールを目指す
一人でやっている訳じゃない 敵を自分に引き付け 5年生のタケシにパスそんなプレーも多く出る
最後の最後まで わからない 熱戦
この試合 ショウゴは 6点しか取れなかった
これは 帰りの電車の中で ショウゴが
「おれ 今日あまり活躍してないんだよな」
そう ぼそっと言ったのが耳に入ったので覚えている
活躍してない訳がなく ショウゴの活躍は目に余るものがあり 重要な場面で決めた6点
選抜に選ばれなかった カズは・・・
この試合 誰よりも得点し
優勝する